TOPPINGの「DX5Ⅱ」に新ファームウェア登場
音質や操作性の向上を目的としたデスクトップDAC/AMP「DX5Ⅱ」のファームウェアアップデート(バージョン1.49)が、株式会社MUSINから発表されました。このアップデートは、特にオーディオファンにとって待望の改善がいくつか含まれており、機器の性能をさらに引き上げる内容となっています。
オーディオの歪みを解消
最初に注目すべきは、USB DoP入力を介してサンプリングレートを切り替えた際に発生していたオーディオの歪みが修正されたことです。これにより、音質が向上し、よりクリアで自然な音を楽しむことができるようになっています。この修正は、特に高解像度音源を使用するユーザーには大きなメリットとなるでしょう。
表示遅延の改善
さらに、FFT(高速フーリエ変換)とVUメーターインターフェースにおいて、音量を急速に調整した際に発生していた表示遅延も修正されました。これにより、リアルタイムでの音響の変化をより正確に把握しやすくなるため、音楽制作やリスニング体験が一層充実するでしょう。
システムプリセットの利便性向上
また、システムプリセットPEQについても、Tuneメニューから直接パラメーターや名前を編集、削除できるようになりました。これにより、ユーザーは自分の音の好みに応じた設定を行いやすくなり、さらなるカスタマイズが可能となっています。
設定保持オプションの追加
ファームウェアのアップデートでは、工場出荷時設定に戻す際にPEQ設定を保持するオプションが追加されたのも大きなポイントです。設定をやり直す煩わしさを避けることができ、ユーザーにとって便利な機能が加わっています。
視認性の向上
さらに、FFTインターフェースでの音量調整や入力・出力切り替え時に、大きな項目表示が行われるようになりました。これにより、操作時の視認性が大幅に向上し、操作がスムーズになります。なお、項目は3秒間で元のFFTインターフェースに戻る仕様となっています。
その他の修正点
加えて、幾つかの既知の問題も同時に解消されていますので、以前よりも安心して使用できるようになります。アップデートを行うことで、「DX5Ⅱ」のポテンシャルを最大限に引き出し、より豊かな音楽体験を楽しめることでしょう。
アップデート方法
アップデートは、株式会社MUSINの公式ホームページを通じて容易に行うことができます。詳細については、製品のアップデート情報ページを訪れて、手順に従って進めてください。また、Direct ShopやLINEアカウントでの購入やサポートも受けられますので、ぜひ活用してください。
音楽を愛する全ての人々にとって、TOPPINGの「DX5Ⅱ」は欠かせないデバイスです。この機会にアップデートを済ませて、進化した音質を体験してみましょう!