初心者向けデジタル講座
2025-08-02 21:49:24

岡山大学が初心者向けデジタル技術講座を開催、Raspberry Piと生成AIを学ぶ機会を提供

岡山大学(以下、岡大)では、2025年7月28日に初心者向けのデジタル技術講座「Tech Study Lab Okayama」を開催しました。この講座は岡山大学の津島キャンパス内にある共創イノベーションラボ(KIBINOVE)にて行われ、約30名の学生が参加しました。参加者は文系・理系問わずプログラミングの経験がない学生たちで、Raspberry Piを使って基礎的なプログラミングや生成AIについて学ぶ機会が設けられました。

この講座は、内閣府の「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として実施され、岡大産学官連携本部と「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」が共同で主催しました。また、岡大の学生団体「桃下村塾」が運営をサポートしており、地域内の学生に向けたRaspberry Piを使ったAIアプリ開発の基礎を学ぶという実践的な内容が特徴です。

講座では、小寺雄太准教授が講師を務め、参加者はRaspberry Piの初期設定から簡単なコードの実行に取り組みました。コンピューターの仕組みを直感的に理解できる内容で始まり、続いてPythonを用いたシンプルなプログラム、現在の時刻を表示するプログラムの構築にチャレンジしました。参加者はコードの動作や意味を一つ一つ確認しながら、プログラミングの楽しさとその可能性に触れる体験をしました。

参加者の中からは、「Raspberry Piを初めて使ってみて、自分がパソコンを組み立てているようでとても楽しかった」との感想や、「自分でもAIを使ったアプリを作ることにチャレンジしたくなった」という意欲的な声が聞かれました。

そして、次回の講座は8月6日に予定されています。テーマは「ローカルLLMによる生成AI体験」で、チャットボットの開発や画像生成など、より高度な実践的応用にも挑戦する予定です。これにより、参加者はAI技術の基礎から応用にまで幅広く学ぶことができる内容となっています。岡大は今後もKIBINOVEを拠点に、地域の学生が最新テクノロジーに触れる機会を提供し続ける方針です。

「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」自体は、大学、企業、自治体がタッグを組み、デジタル技術を駆使したイノベーションを育成し、地域の生産性や魅力を向上させるための協働体制を築いています。

岡山大学は、地域中核となる特色ある研究大学として、持続可能な社会の実現にむけた前進を続けています。同大学が提供するこのような講座は、多くの学生に新たな学びの場を提供し、次世代の技術者を育成する重要な役割を果たしていると言えるでしょう。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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