50~80代女性の幸福度、2年前とほぼ変わらず - 健康と家族の大切さが浮き彫りに
「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~86歳の女性575名を対象に「幸福に関する意識と実態調査」を実施しました。調査結果によると、幸福度平均点は10点満点中7.84点で、2年前の調査とほぼ同じ水準でした。
健康と家族の絆が幸福度の鍵
今回の調査では、幸福度に大きく影響する要素として、
「自分や家族の体や心の健康」が浮き彫りになりました。健康状態が良好な人ほど、幸福度が高く、元気度が低い人との差は顕著でした。
また、配偶者の有無よりも、
配偶者や子どもとの相思相愛度が幸福度に影響を与えていることがわかりました。配偶者や子どもを大切に思っており、かつ、相手からも大切に思われていると感じている人ほど、幸福度が高くなっています。
日常の中の小さな喜び - 美味しい食事やリラックスした時間
幸福を感じる瞬間として、最も多かったのは
「美味しいものを食べている時」で、71.0%の人がそう答えています。これは前回の調査から微増しており、美味しい食事は、多くの女性にとって幸福感をもたらす重要な要素であることがわかります。
2位には、前回6位だった
「部屋でリラックスしている時」がランクアップしました。これは、50代以上の女性が、仕事や家事などから解放され、心身のリラックスを求めていることを示唆しています。
専門家の見解 - 日常の中に幸せを見出す傾向
ハルメク 生きかた上手研究所の所長である梅津 順江氏は、「50代以上の女性は、承認や自己実現欲求よりも、生理的・安全・社会的欲求が満たされた時に幸せを感じやすい」と分析しています。
今回の調査結果からは、50代以上の女性が、
お金や時間の余裕よりも、健康や家族との絆、そして日常の中の小さな喜びに幸せを見出しているという傾向が読み取れます。
まとめ - 50代以上の女性の幸福度を高めるために
50代以上の女性の幸福度を高めるためには、健康的なライフスタイルを維持し、家族との良好な関係を築き、日常の中で小さな喜びを見つけることが大切です。また、仕事や家事などから解放され、心身のリラックスできる時間を確保することも重要です。
「ハルメク 生きかた上手研究所」は、今後も50代以上の女性の幸福度に関する調査や研究を続け、より充実した人生を送るための情報を発信していきます。