長谷工コーポレーションが示すリファラル採用の新潮流とは

リファラル採用の新しい価値観を求めて

採用市場が変化し続ける中で、企業が選ぶ採用手法のひとつにリファラル採用があります。これは、社員からの推薦を通じて新たな人材を獲得するプロセスを指し、特に人的資本経営において重要な役割を果たします。今回は、株式会社TalentXが推進する「MyRefer」を活用した長谷工コーポレーションの取り組みについて見ていきましょう。

1. リファラル採用の意義

リファラル採用は、単なる人材獲得手段にとどまらず、企業文化の深化やエンゲージメントの向上にも大きく寄与します。長谷工コーポレーションは、マンション業界の変化に対応し、人的資本経営を一段と強化するためにリファラル採用を「会社をより強くする文化を醸成する手段」と位置づけています。このような視点から、リファラル採用の効果を検証し続けることが求められるのです。

2. 長谷工コーポレーションの事例

エンゲージメントを高めるため、長谷工コーポレーションでは社員が推薦した人材を採用するのはもちろん、推薦制度を通じて社員自らが企業のブランディングに貢献できる環境を整備しています。人材開発部の山内優氏は、「社員が自分自身のネットワークを通じて活躍できる場を提供することで、社内の信頼が生まれ、それがブランド価値を高める」と語ります。このように、社員の意見や行動を資本と思う姿勢が、企業の成長を生み出しています。