環境保護の新たな形、「Bamboo Toothbrush」の登場
2022年4月、私たちの生活に大きな影響を与える「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されます。この法律により、年間プラスチックごみの排出量が5トンを超える企業には、プラスチックの削減が義務づけられることになります。特に、ホテル業界ではプラスチックアメニティの使用が多く、歯ブラシのように使い捨てられるアイテムがかなりの割合を占めています。こうした事情を踏まえ、竹製の歯ブラシ「Bamboo Toothbrush」が新たに登場しました!
竹製品事業の始まり
竹製品の取り組みは、2007年にさかのぼります。当時、コンビニ大手が割り箸を木製から竹製バージョンに切り替えたことで、竹が環境保護の観点から注目を浴びることとなりました。その背後には、竹が木よりも早く成長し持続可能な素材であることがありました。この流れを受けて、竹割箸の開発に着手したのが私たちの会社です。
竹は日本人にはなじみ深い素材であり、昔は日常の道具にも使用されていました。そんな竹製品の可能性を生かし、竹歯ブラシへの挑戦が始まりました。
独自技術で快適な使用感を実現
竹には天然の抗菌作用があるものの、湿気が多い日本の気候ではカビが生えやすいという課題がありました。そこで、私たちは防カビ剤を使用せず、徹底した洗浄と紫外線による殺菌処理を施す独自の技術を開発しました。これにより、竹の持つ特性を生かしながら、カビの発生を防ぐことに成功しました。この技術は特許として登録されており、今後の製品開発にも利用されます。
また、日本初のサステイナブルブランド「MiYO ORGANIC」とのコラボレーションにより、竹歯ブラシのOEM供給も行いました。このパートナーシップを通じて、私たちの技術と理念をさらに広めることができるようになりました。
商品の魅力と特徴
「Bamboo Toothbrush」は、周囲50㎝以上の孟宗竹を使用し、強度と耐久性を兼ね備えた4年目の竹を厳選しています。ブラシ部分には、植物性を意識してナイロン610を採用し、日本人が使いやすい小さなブラシヘッドを実現しました。これにより、多くの海外製の竹歯ブラシよりも使い勝手が良くなっています。
この製品は、2021年8月にクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売され、プラスチックごみ削減に賛同する多くの方々から支持を得ることに成功しました。一般販売は、自社ECサイトとAmazonでの取り扱いを開始し、ホテル業界向けにも800本単位で卸売販売を行っています。さらに、オリジナルロゴの作成や特注品も可能です。
商品情報
- - 商品名: Bamboo Toothbrush(バンブートゥースブラッシュ)
- - 種類: 天然(素朴な竹色)、燻し(炭化した茶色)
- - 一般販売価格: 1本あたり¥100+税(10本セットより)
- - 卸売価格: 1本あたり¥40+税(800本以上から)
これらの取り組みによって、竹製の歯ブラシは、環境に配慮した選択肢として新たな基準となることを目指しています。私たちの製品が皆様の日常に取り入れられ、持続可能な未来へ向けた一歩となれば幸いです。
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