越乃寒梅が注目のアーティストとコラボレーション限定ラベルを発表

越乃寒梅が注目のアーティスト集団とコラボ

日本酒ファンにとって、越乃寒梅という名はおなじみの存在です。その歴史を振り返ると、越乃寒梅は明治40年に新潟で創業した石本酒造によって生まれました。初代蔵元の石本龍蔵氏は、過酷な労働に従事する方々のために、疲れを癒し、活力を与える日本酒を造るという理念を持っており、現在もその精神は受け継がれています。

最近、この伝統深い酒蔵と就労継続支援Ｂ型のアーティスト集団atelierるふとがタッグを組んだ、特別ラベルが発表されることとなりました。この特別ラベルは、ドレスアンレーヴが主催する限定パーティー「人時会」に提供されます。非売品ながら、その背後には感動的なストーリーがあります。

石本酒造の奥様、石本幸子さんの思い

石本酒造の取締役であり、蔵元の妻である石本幸子さんは、25年前に酒造に嫁いで以来、蔵職人を支える役割を担ってきました。彼女は酒造りには直接関与しなかったものの、職人たちの生活を支えるために、食事や行事の手配を行い、全員が共有する味覚を育んできました。彼女の存在は、酒蔵の伝統やしきたりを守り続ける上で欠かせない存在となっています。

幸子さんには、地元新潟市で活動する女性たちと共に「煌女会」を設立した経緯があります。これは、美と健康をテーマにした活動で、特に10年間の運営を経て、今年から新たに子どもと母親への支援や女性文化活動を目指す形でリスタートしました。こういった活動を通じて、就労継続支援Ｂ型のアーティストたちの作品とも出会うこととなりました。

多機能型事業所hantoとのコラボ

また、石本酒造の活動に共鳴したのが、株式会社ドレスアンレーヴです。この企業は、自らの顧客に向けて多機能型事業所hantoの素晴らしい作品を伝えることに熱心です。hantoは、平成11年から地域の子どもたちを対象に造形教室を開き、障害の有無に関わらず楽しむことができるアートの機会を提供してきました。

限定パーティー「人時会」と特別ラベルの提供

「人時会」は、越乃寒梅の特別ラベルの発表を兼ねて行われる特別なイベントです。此所では多くのプログラムが用意され、特にアートに焦点を当てたトークセッションも行われます。幸子さんはこのイベントにおいて、特別ラベルが展開されるきっかけとなるお話を語ります。

越乃寒梅とatelierるふとのコラボレーションによって生み出された特別ラベルは、ドレスアンレーヴがデザインしたもので、ゲストに限定数配布される予定です。このイベントに参加することで、参加者は新たなアート体験と共に、越乃寒梅の魅力を味わうことができるのです。