数検の新たな試み
2024-07-25 12:22:27

数検が準1級と2級の団体別成績票を新たに発行へ

数検が準1級と2級の団体別成績票を発行



公益財団法人日本数学検定協会は、7月に実施される数検の団体別成績票について、その対象階級を拡大することを発表しました。これにより、2024年7月6日に実施される検定からは準1級と2級の結果も反映された成績票が発行されることになります。

団体別成績票とは?



団体別成績票は、数検を受けた団体の指導者向けに提供される資料で、合格率や平均点、学年別の正答率などの情報が含まれています。これを通じて指導者は、団体の学習成果や課題を把握し、今後の指導に活かすことが可能です。

準1級と2級の追加



これまで、この団体別成績票は準2級から5級までに限定されていましたが、高等学校の教育において重要な役割を果たす2級以上の成績票発行への要望が高まっていました。その声に応える形で、準1級と2級も扱うことが決定されたのです。これにより、特に高校数学に関わる指導者にとっては、求められる学習改善の手助けとなり、自身の指導力向上にも繋がると期待されています。

成績票の特長とメリット



団体別成績票には数々の特長があります。例えば、評価をグラフ化することで獲得したデータから団体の学力特性を視覚的に理解できます。また、誤答傾向の分析を通じて、特定の問題におけるつまずきの理由を探ることも可能です。こうした情報は、教育現場での指導改善に役立っているといえるでしょう。

数検とは?



数検は、算数・数学の実用的な能力を測る検定試験で、1992年の設立以来、多くの受検者が参加しています。全国には約18,000もの教育機関が数検を実施しており、その志願者数は年間30万人を超えている状況です。また、海外にもその影響力を広げており、フィリピンやインドネシアなどでも実施されています。

結論



今後、公益財団法人日本数学検定協会では、受験者やその指導者が効果的な学習活動を行えるよう、さらなる検定の運営を盛り上げていくことでしょう。指導者たちが受け取る団体別成績票の充実は、教育の質を一段と向上させるための重要な一歩となるはずです。


画像1

画像2

会社情報

会社名
公益財団法人 日本数学検定協会
住所
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。