IP Infusion、2025 APAC Summitで革新的なAIネットワークを発表
IP Infusionが、2025年8月5日から6日まで台湾・台北で開催される「2025 OCP APAC Summit」に参加することを明らかにしました。このイベントでは、AIインフラとオープンネットワーキングをテーマにした展示および講演が行われる予定です。
OcNOS® Data Centerのデモ
このサミットで発表される「OcNOS® Data Center」は、AIと機械学習(ML)のデータセンター向けに特化されたネットワークオペレーティングシステムです。IP Infusionは、エコシステムパートナーであるEdgecore NetworksとUfiSpaceのハードウェア上で、このシステムのデモンストレーションを行います。来場者は、最先端のAIワークロードに応じたパフォーマンスや柔軟性を兼ね備えたこのシステムを体験することができます。
「OcNOS-DC」は、データセンターオペレーターがイノベーションを推進しつつ、総所有コスト(TCO)を削減するための効率的なディスアグリゲーション型ネットワークを構築できるよう設計されています。展示ブースでは、次世代のデータセンターファブリックに向けた革新的な機能やシームレスな相互運用性も紹介される予定です。
オープンネットワーキングの支援
IP InfusionのCEO、大石清恭氏は、「OcNOS-DCはキャリアグレードの信頼性とオープンネットワークの俊敏性を組み合わせており、AI/MLを活用したデータセンターの新たな基準を確立しています」と語ります。この新しいソリューションは、最新のAIワークロードに対応したネットワークを運用するオペレーターを支援することを目指しています。
また、Edgecore Networksの社長、Mingshou Liu氏は「EdgecoreのオープンネットワークプラットフォームとIP Infusionのソフトウェアを組み合わせることで、AI/MLデータセンター向けの堅牢かつ拡張性の高いソリューションを実現します」と述べています。このコラボレーションを通じて、両社はディスアグリゲーション型ネットワークにおけるイノベーションと柔軟性を推進していく意向です。
APAC地域への展望
UfiSpaceのCEO、Vincent Ho氏もこの取り組みを高く評価し、「当社のホワイトボックス型プラットフォームとOcNOS-DCを統合することで、サービスプロバイダーやデータセンターオペレーターは、拡張性と効率性に優れたAI/MLファブリックを導入することが可能になります」と語ります。また、APAC地域全体でオープンネットワーキングを促進できることに期待を寄せています。
講演内容
2025 OCP APAC Summitでは、IP InfusionがEdgecore製およびUfiSpace製ハードウェアを組み合わせて、「OcNOS-DC」がAI/MLアプリケーションのデータセンターネットワークをどのように革新しているかを紹介します。また、8月5日には、APAC営業担当バイスプレジデントのFrederik Hoogenboomが、AIインフラにおけるオープンネットワーキングをテーマに講演を行います。講演内容については、IP Infusionの公式ウェブサイトで確認することができます。
IP Infusionについて
IP Infusionは、オープンネットワークソフトウェアおよびソリューションにおけるリーダーであり、数百社以上の顧客と数千件の導入実績を有しています。当社は、シリコンバレーを拠点に、常に最先端の技術を提供し続けています。詳細については、公式サイトをご覧ください。