神保町シアターで堪能する横溝正史と松本清張のミステリー対決

神保町シアターでは禁断のミステリー特集上映！

本の街、神保町。ここにある名画座・神保町シアターが、2025年5月3日から5月30日までの間、特別上映企画を開催します。テーマは、日本ミステリー小説界の巨星、横溝正史と松本清張の映画作品の見比べです。

横溝正史と松本清張の二大巨匠

横溝正史（1902-1981）は、本格推理の巨匠として知られ、金田一耕助シリーズを中心に多くの名作を残しました。一方、松本清張（1909-1992）は社会派ミステリーの先駆けとして、日本の犯罪小説に新たな風をもたらしました。映画界でも二人は不動の人気を誇り、今回の特集は多くのファンにとって待望の企画です。

特集上映の内容

今回の上映では、横溝作品からは多彩な金田一耕助シリーズを厳選し、主演別の比較が楽しめます。石坂浩二、渥美清、西田敏行、鹿賀丈史といった名優たちが、それぞれに味わい深い金田一を演じています。これを機に、視聴者にとって新たな金田一との出会いが期待されます。

清張作品としては、アリバイ崩しの妙を描く鉄道ミステリー「点と線」や、日常に潜む犯罪を描いた「黒い画集」が登場。これらはもともと短編集からの映画化作品であり、しっかりとした人間ドラマが展開されます。ミステリー映画だけでなく、昭和の良き時代の日本映画をフィルムで楽しむ貴重な機会です。