新たな三軸加速度計が登場
株式会社東陽テクニカは、2026年5月より、米国PCB Piezotronics, Inc.が製造する高電圧絶縁小型ICP®三軸加速度計「HV356A03」と静電容量型小型DC応答三軸加速度計「3753Aシリーズ」の販売を開始すると発表しました。これらの製品は、特にEVやPHEVといった電動化車両、さらにSDV(Software Defined Vehicle)と呼ばれる技術において、高精度な振動の計測に寄与することを目的としています。
製品の特徴と用途
HV356A03 高電圧絶縁小型ICP®三軸加速度計
このモデルは、最大2,000VDCの高電圧環境でも使用可能で、モーターやインバーター、バッテリーなどの振動計測を安全に行います。例えば、通電した状態での振動計測が可能なため、自動車の快適性を示すNVH(騒音・振動・ハーシュネス)評価に効果的です。
- - サイズ: 小型で、8.64mmの高さ、幅、長さを持ちます。
- - 感度: 10 mV/g、測定範囲は±500 g。
- - 三軸同時計測が可能。
- - TEDS(Transducer Electronic Data Sheet)に対応しているため、データ管理も容易です。
この加速度計は、特にEVバッテリーモジュールやパック内部での振動測定、インバータの通電時振動、電動パワートレインの監視など、今後の車両開発において不可欠なツールとして評価されています。
3753Aシリーズ 静電容量型小型DC応答三軸加速度計
この製品は、定常加速度や低周波振動を含む計測が可能な可変容量(VC)方式を採用しています。特に、重さは僅か12g、サイズも長さ25.4mm、幅19.1mm、高さは8.9mmとコンパクトですので、自動車のサスペンションやホイールなど、スペースが限られた場所にも設置できる点が魅力です。
- - 測定レンジ: ±2gから±40gまで対応。
- - MEMS方式による高温安定性と低ノイズが特長です。
- - IP67準拠の防塵・防水性能。
この加速度計は、自動車だけでなく、鉄道の走行評価や航空・フライト試験、さらにはインフラ設備のモニタリングにまで用途は広がります。
展示会への出展
これらの新製品は、2026年5月27日から29日に横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」にて、東陽テクニカのブースで初めて実物が展示されます。最新の技術を実際に手に取って触れる貴重な機会となるでしょう。
PCB Piezotronics, Inc.と東陽テクニカ
PCB社は、ダイナミックな圧力や振動を測定するセンサーのメーカーとして1967年に設立され、現在では50カ国以上で販売実績があります。一方、東陽テクニカは、技術革新を推進するリーディングカンパニーとして、高精度の計測ソリューションを提供し続けています。
今後も、自動車をはじめとした様々な分野で、これらの新製品がどのように活用されていくのか、引き続き注目が集まります。