自分をひらく教室の新たな挑戦
NPO法人手の長いおじさんプロジェクトは、2026年9月から社会的養護下で暮らす中高生を対象に、新しい6ヶ月間プログラム『自分をひらく教室』を開始します。このプログラムは、北欧発の教育スタイルであるフォルケホイスコーレの考え方を基に、多様な生き方を知り、自分自身を見つめ直すための体験を重視しています。
多様な生き方に出会う
『自分をひらく教室』では、毎回異なるテーマを持ち、専門家やクリエイターと連携しながら、ワークショップや対話を通じて学びます。アートや身体表現、哲学、自然など、様々な分野の知識と経験を取り入れることで、参加者は自身の感性に気づくチャンスを得ます。特に対話(ダイアローグ)を中心にした学びは、他者との関係性を深めるだけでなく、自分自身の内面にも向き合うきっかけとなります。
プログラムの流れ
このプログラムの特徴は、一日を通じてじっくりとひとつのテーマに向き合う設計です。各回は10:00から16:00まで行われ、参加者はまずチェックインで感情を共有し、昼食の時間には簡易的な調理を行いながら交流を深めます。その後は、講師の指導のもとでのワークショップを通じて、自らの考えや感情を言葉にする時間も設けられています。こうした継続的で安心できる関係性の中で、自らの感覚や言葉と向き合うことで、参加者はゆっくりと学びを深められるのです。
多様な講師との出会い
本プログラムには、フォトグラファーの在本彌生さんやダンサーの伊藤千枝子さん、アーティストのコムアイさんなど、多彩な成功者が講師として登壇します。彼らとの出会いを通じて、参加者は異なる価値観を理解し、自らの未来の選択肢を広げることができるでしょう。特に、社会的養護のもとで生活する子どもたちは、なかなかこうした貴重な体験を得ることが難しいため、このプログラムは特に意義深いものとなります。
現在の課題に応える
多くの社会的養護を受ける子どもたちは、評価基準や競争の中で育つことが多く、進路選択が制限されがちです。このプログラムは、彼らが「やってみたい」という意欲を育て、選択肢を拡げるための場を提供します。自分自身の「好き」や「得意」に気づくことができれば、将来についての視野も広がり、自分を信じられる力が育まれることでしょう。
事業の位置づけと今後の展開
手の長いおじさんプロジェクトでは、物質的な支援に加えて、未来を描く力の支援を重視しています。『自分をひらく教室』に参加することで、子どもたちは将来の選択肢を広げることができ、進路探求に対する前向きなアプローチができるようになるでしょう。また、他の支援事業と連携しながら、彼らの未来を形作るための体験を充実させていきます。
参加申し込みについて
『自分をひらく教室』は、2026年9月から2027年2月にかけて全6回実施され、渋谷区の景丘の家で開催されます。詳細なスケジュールや参加方法に関しては、2026年6月1日に発表される予定です。参加は無料で、定員は15名。社会的養護の施設や里親家庭で暮らす中高生を対象としています。
参加者は、体験を通じて自分の未来を考え、出発点を見つける力を養う機会を持つことができるのです。プログラムを通じて、彼らが「やってみたい」と感じる気持ちを育むことができることを願っています。