グランフロント大阪のアート
2021-03-29 15:55:10
グランフロント大阪で新たなアートの潮流「ART SCRAMBLE」が始動
グランフロント大阪「ART SCRAMBLE」開催
現代アートを身近に感じることができるイベント、グランフロント大阪での「ART SCRAMBLE」が始まりました。このイベントは、日常生活の中に溶け込むアート体験を提供し、訪れる人々に新たな視点をもたらすことを目的としています。
展示概要
「ART SCRAMBLE」は、2021年3月29日から2021年9月中旬まで開催され、グランフロント大阪の南館「せせらぎテラス」と北館「せせらぎのみち沿い」で行われます。展示作品は、次世代のアーティストたちによるもので、注目のアーティストとして米村優人とMon Koutaro Ooyamaが参加しています。
アーティストたちの作品
南館の「せせらぎテラス」では、米村優人氏の「AGARUMANS (Best Friend)」という作品が展示されています。大阪出身の彼は、特撮ヒーローやギリシャ神話に対する憧れから、さまざまな素材で「超人像」と呼ばれる彫刻を制作しています。特に本作は、大賑わいの大阪の街を表現した3体の彫刻で、コロナ禍を乗り越えた未来への希望が込められています。
北館の壁面では、Mon Koutaro Ooyama氏の壁画「ツナガリ」が展示されています。この作品は、自然界と人間社会のつながりをテーマにし、コロナ禍を通じて私たちが学んだことを反映した内容になっています。彼の作品は、動植物や微生物との関係を視覚的に表現し、私たちの生活と自然環境の調和を問い直すものです。
そしてKAC氏の作品「多幸」は、困難に順応する生き物たちを通じて、変化を受け入れ進化していく力強さを示しています。タコやヘビの姿で、厳しい現代社会を生き抜く多様な生命の姿を描いています。
プロジェクトキュレーターの視点
このプロジェクトのキュレーターである椿昇氏は、アートの本質について次のように語っています。アートは形のない、誰にもわからない存在であることを認識することが重要であり、同時に私たちの文明と常に共にあるものであるとの思いを強調しています。アートは難しいものと捉えられがちですが、実は誰もが体験し、楽しむことができるものなのです。
参加の意義
「ART SCRAMBLE」は、ただ作品を見るだけではなく、訪れる人に日常の中でアートを再発見させ、新たな関係性を築く機会を提供してくれます。アートと日常生活の架け橋となるこのイベントは、同じ作品でも見るたびに新たな感覚をもたらすでしょう。
このプロジェクトを通じて、アートが人々に何をもたらすことができるか、そしてどのように日常に溶け込んでいくのか、その可能性をご自身で確かめてみるのはいかがでしょうか。アートは、ここであなたを待っています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人グランフロント大阪TMO
- 住所
- 大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 タワーB 13階
- 電話番号
-
06-6372-6335