港区役所が新たに透明ディスプレイを設置!多言語対応でコミュニケーションを円滑に
港区役所が、訪れる外国人や多文化社会のニーズに応えるため、約120言語にも対応した透明ディスプレイを導入しました。この画期的な設備は、2月17日から1階の総合案内と3階の国際化・文化芸術担当窓口で使用可能になります。
多文化共生社会に向けた新たな一歩
今回の取り組みは、港区の多文化共生社会の実現へ向けた大きなステップとなります。ディスプレイの導入により、区役所の窓口での対面コミュニケーションがより自然になり、リアルタイムでの翻訳機能により、異なる言語を話す方々との意思疎通が容易になります。これにより、訪問者は自分の母国語で説明を受けることができ、相手の表情を見ながら会話を進められるため、より深い理解が得られるでしょう。
過去の取組事例と今後の展望
港区ではすでに多文化共生に向けた様々な施策を展開しています。たとえば、令和6年度に導入された多言語対応三者通話サービスでは、スマートフォンを活用し、利用者、通訳コールセンター、区役所の三者間で通話を行うことが可能となりました。このサービスは、その便利さから利用実績が約16倍に増加しています。
さらに、日本語を母語としない子どもや保護者向けには、「多文化キッズコーディネーター」が配置され、包括的な支援を行っています。これにより教育面でも多様性を尊重した支援が行われており、地域の子どもたちがより良い環境で成長できるよう配慮されています。
日本語支援スペースの開設
令和7年1月からは、「みなと日本語ふれあいスペース~ことばの宝箱~」という日本語学習支援施設が設置され、日本語を母国語としない子どもたちを対象にした交流の場が提供されています。ここでは、言葉の壁を越えて友達をつくる機会や、日本語を学ぶサポートが受けられる環境が整っています。
まとめ
港区役所が導入する透明ディスプレイは、多文化共生社会の実現に向けた大きな一歩です。今後は観光部門などとも連携し、さらなる活用を進めて多言語対応を強化することが期待されます。これにより、港区はより多様性を受け入れ、共存できる地域へと進化していくことでしょう。