ポーランドの音楽大使たちが繰り広げたショパンの祭典、コンクール結果発表

第3回ショパンランドコンクール、受賞者たちの輝き

2024年11月、東京で行われた第3回ショパンランドコンクールは、過去最多の202名の参加者を迎え、ポーランド音楽の新たな魅力を発信しました。このコンクールは、ポーランド文化・国家遺産省の支援を受け、ピアノ演奏を通じた文化交流を深めるための重要なイベントです。

コンクールの特徴と課題曲

ショパンランドコンクールは、ポーランドの作曲家による作品を演奏することが求められます。今年は特に小学生以下の部門で、ショパン以外の作曲家の作品の演奏が増加し、ポーランドのリズムや多様な音楽表現を学ぶ機会が広がりました。その課題曲は、世界的なピアニストであるエヴァ・ポブウォツカ氏やヴォイチェフ・シフィタワ氏が監修し、ショパンに加え、ゴンシェニェツやガルシチャといった作曲家の楽曲も取り入れられています。

本選の結果と受賞者レセプション

本選は2024年11月2日・3日の2日間にわたり、東京のベルサール虎ノ門で開催されました。ここでは、ショパン以外のポーランド作曲家による作品が65名によって演奏され、前年比171%の大幅な増加を記録しました。最優秀賞や入賞者の受賞者レセプションは、駐日ポーランド共和国大使館で行われ、関係者や審査員と共に受賞の喜びを分かち合いました。

受賞者コンサートの精彩

特別に開催された受賞者コンサートでは、受賞者たちが面前で演奏し、ポーランドの音楽の奥深さとその魅力を余すところなく伝えました。演奏曲目は、幼児部門から高校・一般部門まで多岐にわたり、それぞれの個性を発揮したパフォーマンスが光りました。これにより、ポーランドと日本の友好関係も再確認される素晴らしい瞬間となりました。