IoT時代を支える新しい開発サービス
ユーシーテクノロジ株式会社とマクセルフロンティア株式会社が連携して、2025年9月から新しいサポートサービスを開始します。これは、従来のITRON仕様のリアルタイムOS(RTOS)から、国際標準規格である「μT-Kernel 3.0」への移行支援を行うものです。また、サポートが終了したマイコンの代替選定と基板改版を一括して提供するワンストップサービスが特徴です。
サポートの背景
国内の組込み機器市場では、ITRON仕様のRTOSが長らく使用されてきました。安定性と実績が評価されてきたものの、IoTの進展に伴い、高機能化やセキュリティ強化、国際標準規格への対応が求められるようになっています。特に、ルネサスエレクトロニクス社製のH8/SHシリーズなどがサポート終了(EOL)を迎えており、代替の選定や基板の改版を希望する声が多く寄せられています。
提供するサービス
この要望に応じて、両社は以下のソリューションを提供します。
1. μT-Kernel 3.0 移行支援(ユーシーテクノロジ株式会社)
- - ITRON仕様RTOSからIEEE準拠の国際標準RTOS「μT-Kernel 3.0」への移行をサポートします。
- - Arm Cortex-M/AやルネサスRX/RHといったさまざまなマイコンに対応。
- - 国内500社以上に採用されたRTOS「Smalight」の移行実績があります。
- - ミドルウェアやデバイスドライバの開発に関する知見を活かして支援を提供します。
- - 高度なセキュリティ機能にも対応しています。
詳しくは、
こちらのページをご覧ください。
2. マイコン代替&基板改版サービス(マクセルフロンティア株式会社)
- - サポート終了したH8/SHシリーズのマイコンの代替選定から基板設計・製造までを一貫して行います。
- - 部品点数削減やワンチップ化によるコスト最適化や小型化の提案も行います。
- - FPGAソース変換など、多岐にわたる実績を保有しています。
詳細は、
こちらのページで確認できます。
今後の展望
両社は、製品ライフサイクル全体を見据えた提案やサポートを提供し続け、IoT時代における安全で高機能な組込み機器の開発を支援していきます。これにより、業界のニーズに応えながら、より良い製品の提供を目指していきます。
企業情報
- - ユーシーテクノロジ株式会社: ウェブサイト では、IoT分野における最先端のソリューションを提供しています。
- - マクセルフロンティア株式会社: ウェブサイト では、産業機器向けにシステム開発や基板製造ソリューションを展開しています。
お問い合わせ先