次世代アニメ制作のリレー企画『DAOくんショートリレー』が完了！

次世代アニメ制作の革新「DAOくんショートリレー」

次世代アニメ制作の新しい試みとして、「アニメDAO」が発表したプロジェクト「DAOくんショートリレー」が無事に完走し、その成果が注目を集めています。この企画は、株式会社Relicが中心となり、NTTドコモが開発したメタコミュニケーションサービス「MetaMe」を活用した、参加型の動画生成企画です。

「DAOくんショートリレー」とは

「DAOくんショートリレー」は、アニメDAOの象徴とも言えるマスコットキャラクター「DAOくん」を主人公にしたストーリーをリレー形式で繋いでいく参加型UGC（ユーザー生成コンテンツ）企画です。参加者は、AIを用いて短編アニメを制作し、そのストーリーをコミュニティの仲間と共に発展させていくスタイルです。このプロジェクトでは、参加メンバーが主体的に物語を構築し、高品質なアニメを共創することを目指しています。

特に、初めて生成AIを活用する参加者も安心して制作に取り組めるよう、アニメDAOコミュニティ内では制作ノウハウの共有が行われ、手厚いサポートが提供されます。このように、メンバー同士が助け合いながら制作を進める環境が整っているのです。

進行の流れ

本企画の進行はシンプルで、コミュニティ内で提示された二つのストーリー案からメンバーの投票によってストーリー展開が決まります。選ばれた方向性に沿って、担当者が10秒から15秒程度のAIアニメを制作し、その制作を終えた参加者が次の制作を指名を行います。こうしてリレー形式で物語が繋がれ、参加者が創り上げたアニメが完成を見ます。これにより、参加者はストーリー制作の楽しさを体験することができ、また自分の意見が反映される喜びを感じたことでしょう。

「アニメDAO」プロジェクト全体の意義

「アニメDAO」プロジェクトは、従来の「観る」だけのアニメファンの枠を超え、ファン自身がアニメ制作に関わることができる新しい形を目指しています。具体的には、クラウドファンディングを通じてコミュニティを形成し、メンバーが企画や制作に投票で参加するなど、活発な交流が行われています。第一弾となるショートアニメ企画では、110人の支援者から156%の達成率である1,564,224円を獲得し、プロジェクトはその歩みを開始しました。さらに、完成した作品は「dアニメストア」で配信予定です。このように、「アニメDAO」は、ファンと共に創る新たなアニメ制作モデルとして確固たる地位を築いています。

MetaMeとRelicの役割

このプロジェクトを支えるのが、「MetaMe」というメタバースを活用した新しいコミュニケーションプラットフォームです。NTTドコモが開発したMetaMeは、個々の価値観を理解したAIと繋がることで、革新的なアイデアの発掘やプロジェクトの推進をサポートします。また、Relicは、独自の企画開発や事業共創を推進する企業であり、アニメDAOの運営を通じて新たなイノベーションを生み出しています。

利用者が多様なデバイスで参加できる環境も整えられており、スマートフォンやPCから簡単にアクセスできます。このような基盤により、「アニメDAO」は今後もさらに多くのファンを巻き込みながら、次世代のアニメ制作業界に新風を吹き込む存在となることでしょう。