OCSが東京都のSAF活用促進事業に選定
株式会社OCSが2025年5月29日、東京都が進める「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」において、貨物代理店として選ばれました。特に注目すべきは、選定された企業の中でOCSが唯一の国際宅配便事業者である点です。この事業は、企業が自社のサプライチェーン全体におけるCO2排出量削減を目指し、荷主が利用する航空貨物輸送におけるSAF(持続可能な航空燃料)の利用に必要な経費を東京都が支援するものです。
OCSはANAグループの一員として、ANAが推進する「SAF Flight Initiative」のカーゴプログラムを通じて、都内のお客様の脱炭素化施策をサポートします。今後、OCSは持続可能な社会の実現に向けての取り組みを進め、企業価値の向上を図りながら、環境に配慮した輸送サービスを常に提供し続ける所存です。
OCSの歴史と事業展開
本社を東京都江東区に構える株式会社OCSは、1957年9月1日に設立され、もともとは海外に住む邦人向けに新聞を届けるサービスをスタートしました。この事業モデルは時代のニーズに応じて訴求力を高め、現在の国際エクスプレス事業へと進化してきました。
2009年にはANAのグループ会社となり、同社の航空輸送ネットワークを活用することで、輸送効率を大幅に向上させました。現在では、フォワーディング、ロジスティクス、EC物流といった多角的な事業を手掛け、顧客に多様なロジスティクスソリューションを提供しています。
環境への取り組み
今後のOCSにとって、地球環境との調和を図りながら、グローバルサプライチェーンにおける重要な役割を果たしていくことが重要です。また、新たなビジネスチャンスとして環境への配慮を強化し、ネットワークの拡大や新商品の開発に挑戦し続ける計画です。
社員一人ひとりが働きがいを持ち、業務を通じて誇りを感じる環境を整えながら、グローバルサプライチェーンに不可欠なロジスティクス企業として成長を遂げていきます。
このような取り組みを通じて、OCSは確実に未来に向けて一歩ずつ進化していくことでしょう。