AI.netとCATLが手を組み、蓄電システムの供給契約を締結
AI.net合同会社(以下、AI.net)と世界的なエネルギー貯蔵ソリューション企業であるCATL社が、新たな契約を締結しました。この契約は、総供給契約規模1GWhにのぼる蓄電システム「TenerFlex」の供給に関するもので、地域のエネルギー安定供給に寄与することを目的としています。
契約の背景
AI.netは、北関東エリアにおける再生可能エネルギーシステムの開発を進めてきました。特に、太陽光発電システムの普及に注力しており、その過程で地域社会との信頼関係を築いてきました。エネルギー需要の高まりとともに、電力系統の安定化が重要課題として浮上しています。
このニーズに応えるため、AI.netは関連会社を活用し、蓄電所の整備を推進することを決定しました。本契約はその一環であり、地域の安定供給のための基盤となることが期待されています。
TenerFlexの特徴
供給される「TenerFlex」は、CATL社の最新技術を駆使した定置用蓄電システムであり、675.536kWhの総容量を誇ります。従来の蓄電システムと比較して、優れた熱管理機能を有する第5世代液冷システムを搭載しており、安全性と信頼性が高められています。また、騒音レベルが65dBに抑えられ、住宅地域への設置でも安心です。
供給契約の内容は、1GWh全体の供給のうち、初期開発分として2MW/8MWh規模及び特別高圧の系統用蓄電所向けに供給されます。この蓄電所プロジェクトには『ラブバッテリー』という親しみやすいブランド名がつけられ、地域のエネルギー系統の安定に寄与することを目指しています。
地域への影響と今後の展望
AI.netは、地域貢献を重視し、地元企業との連携を強化しています。これにより、地域密着型のエネルギーインフラの構築を目指し、災害時のレジリエンスを高めることにも力を入れています。
今後、AI.netはこの契約を機に、電力需給調整を行うアグリゲーター事業への本格参入を計画しており、準備を進めています。また、『ラブバッテリー』を通じた広報活動にも力を入れ、文化放送のスポンサードやCM放送を展開し、地域への認知度向上を図っています。
さらに、主題歌『ラブバッテリー』を使ったプロモーションを通じて地域社会に親しみやすいイメージを浸透させていく予定です。
企業情報
AI.net合同会社は、再生可能エネルギー関連事業やAIを活用したエネルギーマネジメント事業を展開しています。
会社名: AI.net合同会社
所在地: 東京都新宿区新宿4丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー 18F
代表者: 山下 正廣
URL:
AI.net公式サイト
この新しい蓄電システム契約が、北関東のエネルギー安定供給に寄与し、地域の未来を切り開く一助となることが期待されています。