世界とつながる学び
2025-09-29 09:49:14

会津若松で「世界とつながる学び」講演会が開催されました

会津若松で「世界とつながる学び」講演会開催



9月25日、福島県会津若松市に位置するフリースクール、寺子屋方丈舎で特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトによる「世界とつながる学び」講演が実施されました。このプロジェクトは、経済産業省の支援を受けて、全国の50の教育機関で展開しているグローバル人材育成を目的とした大規模なプログラムです。

講演会の内容と会場の特徴



会津や郡山などの複数のキャンパスをオンラインで結ぶハイブリッド形式で行われた本講演。方丈舎では、「子ども一人ひとりの今を受け止める居場所」としての役割を果たしており、評価を重視するのではなく、対話を大切にするアプローチが特徴です。この理念に基づき、子どもたちが自らの言葉で「今、できること」を考える機会が提供されました。

なかよし学園の代表、中村雄一氏の講演では、具体的なアイデアが次々と生まれ、特に地元の柿を用いたドライフルーツが食糧支援に役立つというプロジェクトが紹介されました。また、折り紙を使用したカエルレースやビーズアートなど、子どもたちの視点から新たなアイデアがスパークしました。これらのアイデアは、地域の資源を活用して国際的な支援に結びつける試みです。

行動する平和についての教育



同日の夜には、子ども食堂で保護者を対象にした講演も開催されました。中村代表は「願う平和から行動する平和」をテーマに、教育の重要性と、その実現のために必要な行動について説明しました。特に、ルワンダでの活動の映像を通して、小学生たちが視覚的に理解する機会を得ました。反応は非常にポジティブで、参加者からは「言葉にならない感動を覚えた」との声が上がりました。

シリアとの交流



方丈舎の生徒たちが制作した手紙や折り紙は、今年の7月にシリアのアレッポ大学に届けられました。このプレゼントは現地の学生や政府高官に大きな感動をもって受け取られ、特に教育担当の女性行政官は「日本人の思いやりは高く評価されている」と感謝の意を述べました。さらに、シリアの大学生から方丈舎へ返信の手紙も届き、子どもたちが「世界とつながった実感がある」と新たなアイデアを考えるきっかけとなっています。

未来への展望



なかよし学園は、今回の講演会とシリアとの往還交流を通して、教育や平和に対する意識を高めることができると信じています。今後もローカルの資源を活用し、持続可能な支援を行うための活動を加速させる予定です。方丈舎の理念に基づく「支援される側から支援する側へ」といった発想の転換は、多くの教育機関にとってのモデルとなるでしょう。

子どもたちの小さな行動が、社会全体に大きな影響を与える可能性があることが今回の講演で再確認されました。中村代表は「子どもたちが自分の手で世界に関わり、平和を築く当事者としての意識を持つことが大切です」と強調しました。これからも、方丈舎となかよし学園は、その活動を通して教育の未来を切り拓くことでしょう。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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