SBテクノロジーが新たなセキュリティサービスを提供
SBテクノロジー株式会社(SBT)は、イスラエルのCato Networks社との提携を発表し、同社が提供する「Cato SASE Cloud」の取り扱いと運用支援を開始しました。この新しいサービスは、今日の企業におけるセキュリティとネットワーク管理のニーズに応えるものです。
Cato SASE Cloudとは?
Cato SASE Cloudは、ネットワーク機能とセキュリティ機能を統合したクラウドサービスです。最近の働き方やデジタル変革により、社内外からの情報アクセスが増加している中、サイバー攻撃も巧妙化しています。それに伴い、多くの企業が強力なセキュリティ対策を求めており、そのソリューションとしてSASE(Secure Access Service Edge)が登場しています。Cato SASE Cloudは、拡張性、高い操作性、安全な通信環境の実現により、多くの企業から注目を集めています。
提供される運用支援サービス
SBTは、Cato SASE Cloudの運用支援を通じて、SD-WANやZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)、SWG(セキュアWebゲートウェイ)、FWaaS(ファイアーウォール・アズ・ア・サービス)など、幅広いセキュリティ機能に対応します。特に、Cato SASE Cloudに詳しいエンジニアが、企業のセキュリティ環境に合わせた設定業務を行い、監視センター(NOC)による常時監視を提供します。これにより、運用の効率化だけでなく、セキュリティ人材不足にも対応できる体制を整えています。また、必要に応じて、月次レポートの作成や定期報告会を行うオプションも用意しています。
導入の背景
近年、企業では多様なセキュリティソリューションを導入することで、サイバー攻撃の脅威に対抗しようとしています。しかし、複数のシステムを管理する手間や専門人材の不足から運用が難しいケースも多いです。Cato SASE Cloudは、これまでの課題を解消するために開発されたソリューションで、統合管理を可能にすると共に、安全かつ迅速な導入が可能です。
今後の展望
SBTでは、Cato SASE Cloudを今後自社のセキュリティ監視センター(SBT-SOC)に追加し、より高度なマネージドセキュリティサービスを提供する予定です。これにより、企業のセキュリティ体制を強化し、運用の一貫性を高めることが目指されます。
Cato Networks社からのコメント
Cato NetworksのAPJ営業担当副社長であるGraham Pearson氏は、次のように述べています。「デジタルビジネスにおける課題を解決するために、ITリーダーは信頼性が高く、安全なインフラが必要です。Cato SASE Cloudはその期待に応えるものです。SBテクノロジーとの提携を通じて、日本国内および地域全体の企業にCatoを提供できることを楽しみにしています。」
このように、SBテクノロジーはSASEのリーディングカンパニーであるCato Networks社の製品を取り入れ、より強固なセキュリティの提供を目指す取り組みを進めています。