新たな短編映画2作品、公開に向けたクラウドファンディング開始
愛知県名古屋市に本社を置くインクルル株式会社が、短編映画『静かな波紋』と『わたしである途中(仮)』の制作支援を目的としたクラウドファンディングを実施しています。これらの映画は、性別に関する新たな視点を持つ作品として、2025年11月に公開予定です。
クラウドファンディングの概要
このプロジェクトのクラウドファンディングは、2025年6月30日まで行われており、目標金額は100万円に設定されています。6月20日の時点では、すでに16万円が集まり、達成率は16%となっています。残りの期間がわずかとなっているため、プロジェクトページでの支援が呼びかけられています。
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短編映画の内容
【わたしである途中(仮)】
この作品は、主人公アキが自分の性別や役割に関して持つ疑問に焦点を当てています。周囲の期待に応えるためにふるまうアキが、ある瞬間に抱く違和感を描いた約10分の短編です。「男の子だから」「女の子だから」といった枠にとらわれることなく、自らの存在を問い直す姿は、多くの視聴者に共鳴することでしょう。
主演は郷家小太郎さんが務め、繊細な演出により、小さな選択を通じて自分を見つめ直そうとするアキの葛藤が展開されます。
【静かな波紋】
もう一つの短編『静かな波紋』は、婦人科医としての経験を持つ雅人が、自身の性別と向き合いながら真の自己を探し続ける物語です。医師、男性、父親という役割に追われる彼が、ヌード撮影に臨むことで、自己を解放しようとする姿が描かれます。この作品を通じて、性や社会の期待がもたらす困難に寄り添いたいというメッセージが込められています。主演は伊集院丈さんです。
リターンの特徴
支援者にはさまざまなリターンが用意されています。たとえば、3000円の支援者には試写会に参加できる機会が提供され、10000円の個人スポンサーになることで、映画のエンドロールやSNSに名前が掲載される特典があります。また、特別な感性セッションも用意されていますが、数に限りがあるため、早めの支援が推奨されています。
プロジェクトの意義
このプロジェクトは、性別や役割に対する既存の価値観を問い直し、多様な生き方が尊重される社会を目指すものです。短編映画という形で、アートを通じてメッセージを発信することは、視聴者に思考を促すきっかけとなることでしょう。
2025年11月の公開に向けて、ぜひこのプロジェクトへの支援を検討してみてください。その一歩が、新たなストーリーとして世界に広がるかもしれません。