国立劇場が贈る12月文楽公演、心温まる伝統のひとときを体感
国立劇場は、江東区と横浜市での文楽公演を開幕します。これまで数多くの伝統芸能公演を手掛けてきた国立劇場が、再整備期間中でも日本の伝統芸能を守り続けています。これに伴い、今回の公演では古典の名作に加え、木下順二や井上ひさしの現代作品も上演されることが決定しました。
場所と日時
公演は、江東区の文化センターと横浜市の神奈川県立青少年センター (紅葉坂ホール) の2会場で行われます。開催期間は2023年12月4日から12月13日まで。ニーズに応じた多様な公演が待たれます。
公演内容
その第一部は、
「日高川入相花王」 と
「瓜子姫とあまんじゃく」、さらに井上ひさしがモリエールの適性戯曲を用いた新作
「金壺親父恋達引」を取り上げます。古典芸能の芽生えと現代の視点による対話が楽しめることでしょう。
- - 日高川入相花王:この作品は、恋に悩みつつも運命に立ち向かう清姫の姿を描いた伝説的な作品。人形劇特有の表現力によって、観客はその迫力と美しさに引き込まれることでしょう。
- - 瓜子姫とあまんじゃく:木下順二の美しい言語美が光る作で、数々の作品に親しんできた文楽ファンにも新たな感動を呼び起こします。
- - 金壺親父恋達引:井上ひさしの異彩を放つこの作品は、意外な状況を楽しむことで笑いを誘います。
第二部と第三部も必見
第二部では、時代物の名作として知られる
「一谷嫩軍記」 と
「壇浦兜軍記」 がお披露目されます。戦の悲劇と剣士の義務感が際立つ作品で、深い感動を与えます。最後の第三部は、文楽の中で最も人気のある作品のひとつである
「曾根崎心中」が繰り広げられ、危険な恋と悲しみの物語が展開されます。
来場の感謝とお願い
各演目は、既存の伝統に新たな解釈を加えたものばかりであり、長年のファンも、文楽を初めて見る方も楽しめる内容となっています。ぜひ皆様に足を運んでいただき、国立劇場が誇る文楽の魅力を体感していただければと思います。公演の詳細やチケットについては、公式サイトを訪れてみてください。
公演日時や会場場所は今までにない規模で、観客に新しい体験を提供するため工夫されています。
チケット情報
チケットは、各指定席にてご購入可能で、学生割引や障害者割引も用意されています。詳細は国立劇場の公式サイトにてご確認ください。
国立劇場は、日本の伝統文化を守り、なおかつそれを未来へと繋げていく活動を行っています。皆様の温かいご支援を賜り、ぜひ、この特別な文楽の公演にご参加ください。