企業パートナーシップの新たな形
2025年7月1日、
パーソルホールディングス株式会社と
株式会社Melonが、働く人々の幸福度や満足感を高めるためのパートナーシップを築くことを発表しました。両社は、「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンのもと、個々のWell-beingを重視した社会の実現に向けて協力を強化します。
新たな取り組みの背景
働き手の心理的状態を把握し、職場環境の改善を図るためのツールが不足している現代、パーソルグループとMelonは、その課題を深く認識しています。特に、
組織内でのメンバーが持続的に働く幸せを理解・可視化する方法が皆無に等しい現状を踏まえ、両社は共同でアプローチすることを決定しました。これにより、「はたらくWell-being」に関する具体的・実践的な指標を提供し、企業におけるエンゲージメント向上を目指します。
パートナーシップの核心
この連携によって、パーソルグループが開発した「
はたらくWell-being指標」と「
はたらく人の幸せ/不幸せ診断」の導入範囲を拡大します。これらの高機能なサーベイツールは、働く個人の気持ちや体験を数字やデータとして可視化し、企業が受け取る分析レポートを基に改善策を講じやすくします。
Melonは、これらのサーベイの結果をもとに、エンゲージメント向上の施策を企画・実行していきます。また、可視化された課題に対して社員の
セルフマネジメントスキルを向上させるためのトレーニングやオンラインプログラムを展開するなど、幅広いソリューションを提供していく方針です。
企業責任者の意気込み
パーソルホールディングスの
グループコミュニケーション本部長、村澤典知氏は、「Melon社との強力な連携によって、私たちのWell-being指標が多くの企業に届けられることを楽しみにしています。可視化のみならず、実行面でも組織がどのように行動変容を図るかを共に支援していきます」と述べました。
また、Melonの
代表取締役社長、橋本大佑氏は、「今回の提携を通じて、顧客企業のWell-beingに関する解決策がより明確になります。それに基づいて、より効果的なプログラムを提供し、エンゲージメントやWell-beingの向上を図ります」と期待を寄せています。
Melonの役割と新たな挑戦
Melonは、組織におけるエモーショナル・マネジメントを得意とする企業です。脳科学や心理学を基にしたマインドフルネスを活用し、メンタルヘルスの向上やコミュニケーションを改善するためのプログラムを展開しています。今回のパートナーシップによって、より多くの企業にポジティブな影響を与え、労働環境の質を向上させることを目指しています。
今後の展望
パーソルグループとMelonは、この協業によって、個人のWell-beingを高めるだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた施策をさらに推進していきます。「はたらくWell-being」を創造することで、すべての人が笑顔で働ける社会を目指して活動を継続していく所存です。両社の連携が実を結ぶことを期待しましょう。