高校生に向けたアルバイトの啓発授業が話題に
ディップ株式会社は、これから社会に出る若者たちが安心してアルバイトを選ぶための知識を深める「高校生アルバイト応援プロジェクト」を推進しています。このプロジェクトの一環として、2025年2月10日に埼玉県にある私立国際学院高等学校で啓発授業が行われました。
労働とアルバイトの意義を考える
近年、特殊詐欺などの「闇バイト」と呼ばれる違法案件が増加しており、若年層の安全確保が社会的課題となっています。ディップが行った調査によると、高校生の約80%がSNS上の情報の危険性について理解していないという結果が出ています。そこで、ディップは自身の求人情報サービス「バイトル」を通じて、正しい職探しの方法やSNSによるトラブル回避策を学ぶ機会を提供しています。
本授業では、高校生に向けて「働くことの意味」や「アルバイトを通じた学び」の重要性を伝えるとともに、SNS上の求人情報から「闇バイト」を見つけ出すためのクイズを通じた実践的な学びを行いました。
授業内容の具体的なレポート
1. アルバイトの法律とルール
私立国際学院高等学校では、原則としてアルバイトは禁止されていますが、許可を得た一部の生徒が働く機会があります。授業では、高校生がアルバイトを行う際に知っておくべき法律やルール、求人情報の探し方、そして「闇バイト」の見分け方について具体的に解説しました。
2. リテラシーを試すクイズ
生徒たちは、提供されたダミーのSNS文章から、どの文章が「闇バイト」につながる危険性が高いのかを見分けるクイズに挑戦しました。生徒は「高時給だと逆に怪しい」といった洞察をもとに正解を導き出し、授業の成果を見せました。
教員と生徒の反応
授業を通じて、多くの3年生は大学進学を控えており、アルバイトに対する意識を高める必要性を感じるようになりました。教員は、「生徒たちが自身のスキルアップを意識し、楽しみながら働けるアルバイトに出会えることを期待している」と語っています。
生徒たちも、自らの体験として「SNSでの求人情報の危険性を認識し、就職活動に役立てたい」とコメントを寄せていました。
今後の取り組み
ディップの「高校生アルバイト応援プロジェクト」は、今後も啓発授業を全国の高校に展開していく予定です。2024年には東京都の正則学園高等学校での出張授業を皮切りに、オンライン授業も実施する予定です。
これからの社会で活躍するために、若者たち自身が自分の働き方を見つける手助けをすることが、このプロジェクトの目指すところです。いかにして安心・安全にアルバイトできるか、意識を高めるための活動が期待されます。