台北と神戸の連携
2025-09-01 11:26:52

台北市と神戸市、バイオメディカル分野における連携を強化

台北市と神戸市、バイオメディカル分野における連携を強化



台北市の産業発展局は、日本の関西地域での市場開拓を目的に、16社のバイオ・メディカル系スタートアップを引き連れ神戸市を訪問しました。この訪問は、台北市が新たなビジネスチャンスを見つけるための重要な一歩として位置付けられています。

訪問中、代表団は神戸市が設立したスタートアップ支援拠点「Anchor Kobe」、さらには創投ファンド「Big Impact Fund」との産業交流を行いました。これにより、台北市の魅力的な投資環境についての説明が行われ、各スタートアップが最新の技術革新や市場進出計画を発表しました。この機会を通じて、台北市の企業は日本市場への進出を具体的に加速させることが期待されています。

また、同日には西日本最大の医療産業集積地である神戸医療産業都市(Kobe Biomedical Innovation Cluster, KBIC)も視察されました。このクラスターには350以上の企業や研究機関が集まり、医薬品開発や医療機器、再生医療など幅広い分野に貢献しています。台北市産業発展局の陳俊安局長の立ち合いのもと、台北バイオテクパークとKBICの間で既存のMOUを更新し、今後の協力体制を明確にしました。

今回の訪問は、2025年に大阪で開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)を見据えたものであり、国際的な産業やイノベーションの集積において台北市が果たす役割が重要視されています。台湾のバイオテクノロジー企業は、日本市場との繋がりを深め、新しいビジネスの機会を広げるために、積極的に行動しているのです。

代表団は神戸市内の大手製薬会社や生命保険企業を訪問し、新たなパートナーシップを築くための議論を交わしました。これにより、投資やスタートアップ支援、人材交流を進めるための具体的なプランが立案されています。Big Impact Fundもこの動きに協力し、台湾のスタートアップ企業が日本、特に関西市場へ進出するための環境を整える姿勢を示しました。

陳俊安局長は、「今回の訪問には台湾のトップバイオメディカル企業が参加しており、日本市場でのビジネス拡大と、海外パートナーとの協力の強化を狙っています。神戸の行政機関や医療パーク、ベンチャーキャピタルとの交流を深め、ヘルステックやスマート医療分野でのさらなる協力機会を開拓したい」と意気込みを語りました。台北市と神戸市の連携が、今後の医療産業にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。


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