北区が選んだ新たな戦略広報・ブランディングアドバイザー
東京都北区が、この度初めて外部アドバイザーとして戦略広報・ブランディング分野の専門家を採用しました。その名も万波宏司氏。彼は、ビズリーチが開催した公募で332名の応募者の中から選ばれた経験豊富なプロフェッショナルです。今回の採用は、北区が外部人材を活用する試みとして注目されています。
北区の背景
北区では、地域の魅力を最大限に引き出すために「シティブランディング戦略課」が新設されました。この課は、駅周辺の再開発や地域の個性を活かした新たな戦略を策定していく予定です。万波氏は、このプロジェクトに積極的に関与し、地域への愛着を持ちながら、広報活動を通じて北区の魅力を広めていくことを目指します。
万波氏の思いと経歴
万波氏は、幼少期から北区に通い、家族で花見を楽しむなど、深い思い出を抱いています。大学時代は西ケ原でキャンパスライフを送り、地域に対する強い愛情があることを伝えています。
彼は東京外国語大学を卒業後、出版社での勤務を経て広報・PRデビューを果たし、米国及び香港での広報活動を行いました。さらに、ユニバーサル ミュージックやスターバックス、アマゾンなど、数々の企業で重要な役割を担い、Spotifyの国内立ち上げにも関与。現在も外資系企業で広報の仕事を続けています。
北区長の期待
北区のやまだ加奈子区長は、万波氏にぜひ地域の広報活動を手伝ってほしいとお願いしました。新庁舎建設や主要駅周辺の再開発といった大型プロジェクトが進行中であり、これらの活動を広く伝播していくためには、戦略的な広報・PRが重要だと語ります。
新たな人材の登用に際し、やまだ区長は、「北区が求める要素をしっかり持ち合わせている」と万波氏を強く評価しました。彼の豊かな感性や経験が北区のブランディングに大いに寄与することが期待されています。
地域の未来にむけたストーリー
北区は、70以上の個性的な商店や飲食店が集まる魅力的な地域として知られています。また、歴史的には渋沢栄一や芥川龍之介といった著名人が居を構えた土地でもあり、地域の文化や交流が人々の活動に影響を与えてきました。
万波氏は、そんな北区の良さを見つけ出し、広報活動を通じて再発見することを楽しみにしています。そして、今後北区の名前を全国に発信していくことを目指すという考えを持っています。
まとめ
北区初の戦略広報・ブランディングアドバイザーが登用されたことで、地域の未来に対する期待が高まっています。万波氏の専門的な視点をもとに、北区の魅力を言語化・視覚化していくための取り組みが今後どのように展開されていくのか、注目が集まります。