能登のクラフトジン『のとジン氣』が金賞を獲得
2026年5月、能登地方のクラフトジン『のとジン氣』が『WORLD GIN AWARDS 2026』のロンドン・ドライ・ジン部門で金賞を受賞しました。また、日本国内最優秀賞であるCountry Winnerにも選ばれ、その美味しさが国際的に認められました。この受賞は、能登地区の素材を活かした日本産クラフトジンの品質を証明するもので、特にお米をベースにしたライススピリッツを使用している点が評価されたようです。
『のとジン氣』の特長と魅力
『のとジン氣』は、能登の自然が育んだ素材を用いています。そのボタニカルなレシピには、ジュニパーベリーやコリアンダーシードなどの基本的な素材に加え、珠洲市産のゆずの皮や、能登町産の月桂樹の葉、かやの実などが含まれており、爽やかな香りと飲みやすさが際立ちます。特に女性やジン初心者からの人気が高く、「能登はやさしやジンまでも」という親しみを込めた言葉が生まれるほどです。
製品の背景には、2021年からの製造歴があり、当初はウェールズで製造され輸入されていました。2024年からは日本国内での蒸留が始まり、地元の醸造技術を駆使して進化を遂げています。2025年にはラベルデザインも刷新され、より親しみやすい外観を持つようになりました。
製造と蒸留技術
『のとジン氣』を製造するNTGは、富山県黒部市に拠点を置き、今後は持続可能な蒸留所の設立を目指しています。製造には、TL Pearce蒸留所の蒸留家であるマイケル・ピアス氏の技術が活かされており、素材の持ち味を最大限に引き出す工夫がなされています。特に基盤となるライススピリッツは、穀物由来のスピリッツに切り替わり、品質向上を実現。また、製造過程の改善にも力を注ぎ、国際的な評価を受けられる製品へと成長しました。
日本酒との相性
日本酒もさることながら、『のとジン氣』は和食中でも特に魚料理との相性が抜群です。お刺身や焼き魚にぴったりと合うその風味は、地域の食文化を支える一助となっており、観光客にも好評です。能登の魅力を深く味わえるこのジンは、飲食店やバーでも楽しむことができ、地域の飲食シーンに欠かせない存在となっています。
未来への展望
今回の受賞を契機に、NTGは試飲会の開催を計画しています。これにより、より多くの人々にその魅力を伝えられることを目指しています。さらに、石川・富山地域での販路拡大を進めており、地元企業とのコラボレーションも視野に入れています。
『のとジン氣』は今後も、クラフトジンを愛する多くの人々に親しまれる存在であり続けることでしょう。お酒業界の中で、国際的に評価される日本のクラフトジンとして、新たな風を吹き込むことが期待されています。