代官山発!サーキュラーエコノミー
2024-01-25 10:00:03
代官山で始まるサステナブルな取り組み!サーキュラーエコノミーを実践する「CIRTY」の衣類・テトラパック回収プロジェクト
代官山で始まるサステナブルな取り組み:資源循環プロジェクト「CIRTY」始動
渋谷区代官山にある複合施設「TENOHA代官山」で、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進を目的とした画期的なプロジェクトがスタートしました。その名も「CIRTY(サーティー)」です。2024年1月25日より、不要な衣類やテトラパックの回収活動が本格的に始動し、地域住民の協力を得ながら、資源の有効活用と環境保全に貢献する取り組みが注目を集めています。
CIRTYとは、「CIRCULAR(循環)」「CITY(都市)」「COMMUNITY(コミュニティ)」「2030」を組み合わせた造語で、2030年という近い未来を目指し、代官山という都市を舞台に、サーキュラーエコノミーを日常生活に根付かせることを目指す活動体です。「買う」「食べる」「楽しむ」「贈る」といった日常の行動における選択を意識的に変えることで、循環型のコミュニティ形成を目指しています。
今回のプロジェクトでは、不要品の回収・選別・再流通を一貫して行う株式会社ECOMMITのサービス「PASSTO(パスト)」が導入されています。PASSTOは、回収された衣類やファッション雑貨、ホビー用品などを、国内外約100にも及ぶ再流通先に最適な形で送り届け、リユースを促進。リユースが難しいものに関しては、リサイクルパートナーを通じて再資源化されます。これにより、廃棄物を最小限に抑え、資源の循環を最大化することに貢献しています。
さらに、テトラパックの回収も実施されます。回収されたテトラパックは、ベルマーク教育助成財団を通じて日本テトラパック株式会社に送られ、適切に処理されます。回収されたベルマークは、地域の小中学校に寄付される予定です。
TENOHA代官山は、東急不動産株式会社が手掛ける地域共生事業「TENOHA」の拠点の一つであり、環境配慮を重視した施設です。屋内外にサーキュラーステーションを設置し、ゴミの分別と循環に取り組んできました。今回のCIRTYプロジェクトは、その取り組みをさらに発展させたもので、CIRTY CAFE内に設置された「リサイクルスタンド」を通じて、より多くの住民や来訪者に資源循環への参加を呼びかけています。
RGB株式会社のコミュニケーションディレクター安井香央里氏は、「サーキュラーエコノミーを日常生活に落とし込むことが重要」と述べ、多忙な都会人でも気軽に循環活動に参加できる環境づくりが重要であると強調しています。また、ECOMMITのPASSTO PR担当加藤学氏も、TENOHA代官山が「職・住・遊」と「循環・サステナブル」を繋ぐ新しいライフスタイルを提案する場であり、循環型社会の実現に重要な役割を果たすと述べています。
CIRTYとECOMMITの連携は、単なる資源回収にとどまりません。両社は、「捨てない社会」の実現に向けた様々な取り組みを今後も展開していくことを表明しており、代官山から広がるサステナブルな取り組みは、全国の都市部における環境問題解決への貢献が期待されます。この取り組みは、企業と地域住民が一体となって環境問題に取り組む、新しいモデルケースとなる可能性を秘めています。
会社情報
- 会社名
-
RGB株式会社
- 住所
- 東京都世田谷区中町4-37-17-105
- 電話番号
-
03-6324-0545