鳥取県の冬の味覚、松葉がにがシーズン到来
鳥取県は、日本一のカニ水揚げ量を誇る「蟹取県」として知られ、毎年冬になると、特に松葉がにの漁が盛んになります。2023年の松葉がに漁は11月6日に解禁され、翌日の7日には初競りが鳥取県内で開催されました。そこでの最高落札価格は、なんと100万円。これぞ冬の王様、松葉がにの魅力というべきでしょう。
松葉がにとは
松葉がには、成長した雄のズワイガニで、山陰地方ではこの名で呼ばれています。名実ともに鳥取県を代表する冬の味覚であり、毎年11月6日から翌年の3月20日までの期間に漁が許可されています。特に目立つのは「特選とっとり松葉がに五輝星」で、これは大きさ、重さ、形、色合い、身入りなど厳しい基準をクリアしたものが選定され、2023年の初競りでは鳥取港で1枚、境漁港で6枚の合計7枚が水揚げされました。
最高落札価格
2019年度の初競りでは、松葉がにが500万円で落札され、ギネス世界記録を更新したこともあり、今年の初競りでも関心が集まりました。結果、鳥取港での落札価格は100万円。カニ好きにはたまらない瞬間が訪れました。初競り式では、鳥取県の中原副知事が「とっとり松葉がには冬の味覚の代表選手」と強調し、県としてもPR活動に力を入れていることを明かしました。
蟹取県の特別キャンペーン
鳥取県は毎年、「蟹取県」という名称でカニの豊富な秋季・冬季をPRしています。さらに、期間中に宿泊した人を対象に「蟹取県ウェルカニキャンペーン」を実施し、旬のカニを抽選でプレゼント。また、東京のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」では、松葉がにが当たるクレーンゲームも設置予定です。この機会に、ぜひ挑戦してみてください。
松葉がにクレーンゲーム
このクレーンゲームは2025年11月19日から30日まで開催され、対象店舗で一定額以上お買い上げの方に参加券が配布されます。得られた専用コインで、松葉がにを巡るゲームに挑戦でき、金の蟹ペンを獲得すると松葉がにが貰えるという特典も。こうしたユニークな取り組みが、鳥取の冬をさらに楽しいものにしています。
蟹取県の魅力まとめ
鳥取の冬の味覚、松葉がには、その鮮やかな色合いや豊かな味わいだけでなく、取り巻く環境や人々の情熱が詰まっています。「特選とっとり松葉がに五輝星」として選ばれるその品質は、選ばれたものだけに与えられる名誉であり、今年も魅了される季節が来ました。ぜひ、皆さんもこの機会に松葉がにを楽しんでみてはいかがでしょうか。