新オミクロン抗体検査
2022-08-19 08:31:38

理化学研究所の新技術でオミクロン株に対応する抗体検査が登場

新しいオミクロン株に対応した抗体検査の登場



新型コロナウイルスの変異株として知られるオミクロン株の影響が続く中、理化学研究所の新技術を利用した個人向けの抗体検査『変異株抗体検査』が2022年9月上旬より販売開始されます。これにより、従来の抗体検査では判断できなかったオミクロン株に対する免疫状況を一般の方々が簡単に把握できるようになります。

背景



新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ワクチン接種が進む中、従来型の抗体検査はデルタ株や武漢株に対する抗体量を測るものが一般的でした。しかし、厚生労働省によると、3回目のワクチン接種後にオミクロン株への抵抗力が5ヶ月で大幅に低下するというデータが出ていることから、多くの人が新たな感染リスクを直面しています。このような状況の中で、自分自身や家族の免疫状況を確認する手段が求められていました。

新規性と特徴



『変異株抗体検査』の最大の特徴は、オミクロン株BA5、BA2、BA1の3タイプの抗体量を測定できる点です。これにより、ユーザーは自分の免疫状況を詳細に把握でき、生活における感染リスクを管理する助けになります。また、従来の抗体検査とは違い、自己採血が可能なので、自宅にいながら簡単に検査を行うことができます。

検査を受けるメリット



この検査を受けることによって、自分自身や近親者の抗体量が十分かどうかを確認することができます。もし抗体量が少なくなっていることがわかれば、旅行やスポーツ観戦時に感染対策を強化することができ、安心して日常生活を送る手助けになります。また、将来的には、ワクチン接種のタイミングを決定するデータや、オミクロン株に対応したワクチンの効果測定にも役立つことが期待されています。

簡単な申し込みと検査手順



検査は、専用のサイトや販売店から簡単に申し込むことができ、価格は9,900円(税込)です。採血は自己採血で行い、結果はマイクロアレイ自動測定システムを用いて高精度に測定されます。結果は数値として提供され、研究目的のための評価が行われます。また、パソコンが苦手な家族がいる場合でも、経験のある方と一緒に申し込むことで、安心して結果を確認できます。

会社情報



この新しい抗体検査は、株式会社プロテックスとアール・ナノバイオ株式会社が提供しています。両社はウイルスや細菌の高感度検出技術の研究開発に従事し、理化学研究所で開発された先端技術を活用しています。

まとめ



新型コロナウイルス感染症が未だに変化し続ける中で、自分自身と周囲の人々の健康を守るためには、最新の情報を基にした対応が不可欠です。理化学研究所の技術を活用した『変異株抗体検査』は、多くの人々にとって新たな安心を提供する手段となるでしょう。検査を通じて、自分の免疫状況を把握し、健康管理に役立ててください。

会社情報

会社名
株式会社プロテックス
住所
和光市南2-3-13和光理研インキュベーションプラザ206
電話番号
048-424-5722

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