オムロンと小布施町が未来創造の協定を締結
2023年7月15日、オムロン株式会社の未来研究所であるヒューマンルネッサンス研究所(HRI)と長野県小布施町の包括連携協定が締結されました。この協定には、合同企業として株式会社meguriやアーティクル株式会社も参加しており、2050年の次世代社会モデルの実装を目指しています。
背景と意義
現代は生成AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)が急速に進化する中で、オムロン創業者の立石一真によって提唱された「SINIC理論」が注目されています。この理論では、人類の社会が工業化から自然社会にシフトする過程を描き、様々な社会的課題に対して未来を先取りした対策を講じることの重要性が説かれています。
小布施町は、これまでにも地域の特性を活かしたまちづくりを進めてきたパイオニアです。今後はこの地域で、SINIC理論を基にした実践を行い、より良い未来像を共に紡いでいきます。
目的と具体的施策
この協定では、未来予測の指針に基づき、以下の「3つの回復」を追求します:
1.
固有性の回復 (Regenerate Identity):地域の歴史や文化を再確認し、新しい潮流を受け入れやすい土壌を育むこと。
2.
生環境の回復 (Regenerate Ecosystem):自然と人間の調和を図る社会システムの実現に向けて、具体的な施策を講じること。
3.
ノンコントロールの回復 (Regenerate Autonomy):人や組織が平等に参加できる共創の場を設け、個々の自律性を重視した仕組みを創造すること。
この協定は、地域の持続可能な発展を図るための強固な基盤を形成し、様々な主体が集まり共同作業を行う実践の場ともなります。
未来構想の展開
協定に基づく具体的な連携領域は以下の通りです:
1.
共創関係の創出:地域と企業間の新しい協働体制を整備し、教育や働き方の変革を伴った新たな価値を生み出します。
2.
未来構想の具体化:SINIC理論を踏まえた未来のヴィジョンを描き出し、この実現に向けた議論を進めます。
3.
地域の実践:地域の特性を活かした実践例を創出し、成功事例の実装を図ります。
各関係者の期待
小布施町長の大宮透氏は、人口減少や気候変動などの社会的課題に対し、「小布施らしさ」を忘れずに新たな挑戦を続け、町民が活き活きと暮らせるまちづくりを進めていくことを強調しています。
一方、ヒューマンルネッサンス研究所の立石社長は、歴史ある小布施町が持つ可能性を感じており、未来社会への道筋を地域と共に歩んでいくことを期待しています。
この協定の締結により、オムロンと小布施町を中心に、持続可能な未来社会に向けた様々な実践が広がりを見せることでしょう。