広報・メディア専門誌『広報会議』が20周年を迎えました
株式会社宣伝会議が発行する広報・メディア対応の専門誌『広報会議』は、2025年5月号をもって創刊20周年を迎えました。この周年記念号では、特集テーマとして「進化する広報のこれから」を取り上げ、時代の変化に対応する広報のあり方を考察しています。
進化する広報の現状
過去20年で、広報の手法や役割は大きく変化しています。特にソーシャルメディアの普及やSDGsに対する意識の高まり、さらには新型コロナウイルスの影響により、広報業界はさまざまな課題に直面しています。しかし、その根本にある「対話を通じた信頼関係の構築」という広報の本質は変わることなく、適応してきたのです。
温故知新 - 広報の本質を再考する
今回の特集では、広報の実務経験のある専門家たちがその知見を語ります。広報とは何か、そして未来の広報にはどのような姿が求められるのかを一緒に考え、組織や社会と広報との新しい関係を模索するヒントを追求しています。
一般生活者に聞いた「広報」のイメージ
特集の中では、一般の生活者1000人を対象に広報のイメージについての調査を実施しました。この調査では、年齢や性別を問わず広報に対する認知度やその課題について言及しています。
調査結果のハイライト
- 「華やかでおしゃれなイメージ」と答えた37歳女性。
- 「世の中と自社を繋ぐ重要な仕事」と感じられている方が多く、この仕事が持つ重要性が伺えます。
- 中には「良いことだけを伝えている印象」と回答する方や、「自分には何をしているのか理解できない」との意見も寄せられました。これらの意見は、今後の広報戦略に対する新たな視点を提供します。
広報の定義について
日本広報学会が定義する「広報」は、組織や個人が目的達成や課題解決のためにステークホルダーとの双方向コミュニケーションを通じて望ましい関係を築く経営機能です。この定義に対しては、多くの方が自分のイメージと異なっており、「ただの情報発信ではない」との気づきがありました。
月刊『広報会議』の歩み
- - 2005年: 前身『PRIR』が創刊。
- - 2009年: 『広報会議』として新創刊。
- - 2012年: デジタルマガジンがスタート。
- - 2024年: 初の「広報会議サミット」を開催予定です。
購入情報と株式会社宣伝会議について
月刊『広報会議』は、A4変型144ページで1,500円(税込)。全国の有力書店または定期購読にて購入が可能です。読者は経営者や広報担当者だけでなく、学生や地方自治体など多岐にわたります。株式会社宣伝会議は1954年に設立されたマーケティング・コミュニケーションの総合シンクタンクで、広報担当者養成講座も開催し、既に4,115名以上が修了しています。
20周年を祝うこの号で、新たな広報の未来について共に考え、広報の重要性とその役割を再認識しましょう。