富良野の雪が受賞
2024-08-01 15:20:17

富良野市のパウダースノー実証事業が気象文化大賞を受賞

富良野市が誇るパウダースノー実証事業



北海道富良野市が推進する「パウダースノー実証事業」が、数々の気象にまつわる活動の中で際立つ成果を上げ、名誉ある『第14回気象文化大賞』を受賞しました。この特別な賞は、気象の減災や経済的利用、環境保護に向けた取組みを行う研究や活動を表彰するものであり、富良野市の努力が注目されています。

「ふわふわでサラサラな雪」を観光資源化



富良野市では、地域の特性を活かした新たな観光資源、「ふわふわでサラサラな雪」を『bonchi powder(ボンチパウダー)』と名付け、魅力を引き出しています。北見工業大学との共同研究により開発された新しい雪質の指標「ふわサラ度」は、雪の特性を数値で表現する試みで、観光の舞台だけでなく、雪崩防止策としての応用も期待されています。

雪質を数値で可視化



この実証事業では、パウダースノーを数値で評価することに特に力を入れています。雪水比(降雪量と降水量の比率)を基に算出された「ふわサラ度」は、0から100のスコアで表されます。具体的には、ふわサラ度が50以上であると、極上のパウダースノーが体感できるのです。これにより、富良野の雪質の良さを裏付け、観光客に向けても具体的な情報を発信しています。

雪崩防止への期待



加えて、この数値化されたデータは、雪崩事故の防止にも寄与する可能性があります。バックカントリースキーを楽しむ人たちにとって、雪質の管理と情報共有は非常に重要な要素です。富良野市は、こうした防災の視点でも今後の活用が期待されています。

シビックプライドの醸成



また、富良野市の住民もこの活動に誇りを抱いています。地域に根付いたシビックプライドが高まることで、住民自身が積極的に地域資源を活用し、観光地としての富良野を支えることにつながるでしょう。

ふわサラ度77のかき氷『ふらの粉雪』



新富良野プリンスホテルでは、宿泊者限定で「ふわサラ度77」のかき氷『ふらの粉雪』を提供しています。提供されるかき氷は、厳冬期のパウダースノーの感触を再現した一品で、真夏でも富良野の雪を楽しむことができる新しい試みとなっています。今後、提供店舗の拡大も計画されています。

富良野をリアルタイムで体験できる



冬だけでなく、四季折々の富良野を体感できるよう、新たにライブカメラも設置されました。市内の自然や四季の美しい景色をオンラインで楽しむことができ、都市部に住む人々にも富良野の魅力を届けています。春には桜、夏には青空、秋には紅葉、冬には雪景色と、シーズンごとの風景を楽しめる良い機会です。

最後に



富良野市は、このように独自の雪質を活かした取り組みを継続して行い、観光振興に寄与しています。今後もこの事業を通じて、地域活性化や観光の未来を切り開くことに期待が寄せられています。資料や詳しい情報は、富良野市公式サイト及びFURANO bonchi powder公式サイトをご覧ください。



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会社情報

会社名
北海道 富良野市
住所
北海道富良野市弥生町1番1号
電話番号
0167-39-2300

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