野村不動産株式会社は、近年ベトナムでの事業展開が目覚ましい成績を収めており、その業績がアジアの権威ある不動産賞である「PropertyGuru Asia Property Awards」において証明されました。2025年12月12日、タイ・バンコクで開催されたこのアワードでは、当社の現地法人『野村不動産ベトナム』が、二部門において最優秀賞を受賞したことが発表されました。
まず、「Best International Partner Developer」に選ばれたのは、設立から短期間でホーチミンやハノイを中心に活発に事業を展開してきた結果です。同社は、分譲住宅8件、オフィス2件を合わせ、合計で約3万戸を供給しており、その実績が外国のデベロッパーと比較して高く評価されました。また、同社はこれまでに『Excellent FDI enterprise 2024,2025』や『ASEAN STRONG BRAND 2025』など、数々の賞を獲得し、持続可能な事業展開としても高い評価を受けています。
続いて受賞した「Best Wellness Housing Development」部門の受賞プロジェクトは、ベトナムのハイフォン市にある『Royal Island(Vu Yen)プロジェクト』内の『KOMOREBI 街区』です。この街区は、国際的に名の知られた建築家・隈研吾氏が手がけており、日本のデザイン思想を取り入れた独創的な外観が特徴とされています。特に、街区内の共用公園はベトナム初の国際的な環境認証「SITES」のプレ認証を取得しており、居住者の健康と快適性を考慮した設計が評価されました。その努力の一環として、共用施設には温浴施設が設けられ、ファミリー層や健康志向の住民からも支持されています。
このように、野村不動産ベトナムの業績は、単なる建設事業にとどまらず、地域社会に対しても持続可能な価値を提供していることが証明されました。今後もベトナムへの投資と事業展開を重視し、さらなる成長を目指していく方針です。
最終的に、野村不動産グループの2030年ビジョンである「まだ見ぬ、Life & Time Developer へ」の実現に向けて、地域社会の豊かさと人々の幸せを追求していくことが発表されています。これからも目が離せない展開が期待されます。