岩間信憲氏がZenkenkai新会長に就任、カイロプラクティックの新たな時代へ

岩間信憲氏、Zenkenkai会長に就任

2024年7月31日、カイロプラクティック団体「Zenkenkai」の本部長である岩間信憲氏が新たに会長に就任しました。この瞬間は、1977年の団体創立以来初めての会長交代であり、カイロプラクティック界において歴史的な事件となります。

会長就任の背景

岩間氏の会長任命は、これまでのカイロプラクティック普及における彼の強固な取り組みと、国内外における外交的関係の構築が基盤にあります。特に、アメリカの最大手カイロプラクティック団体「ACA（アメリカカイロプラクティック協会）」との締結は、Zenkenkaiにとっても大きな節目となりました。この締結を通じて、団体としてのさらなる発展を目指します。

大規模コンベンションの計画

また、2026年春には、会長就任を記念した大規模な国際コンベンションが予定されています。このイベントには約700名のカイロプラクターが参加する計画で、Zenkenkaiの50周年を祝う盛大な催しとなることでしょう。

FICCの称号と新たな取り組み

岩間氏は、2023年5月には「FICC（国際カイロプラクター評議会のフェロー）」の称号を授与されました。この名誉ある称号は、カイロプラクティックの発展に寄与した者に与えられるもので、歴代ACAメンバーの中でもごく少数に限られる栄誉です。これにより、Zenkenkaiの教育体制への評価が高まったと言えるでしょう。

AIとSNSを活用した新施策

Zenkenkaiは、2026年に50周年を迎えるにあたり、伝統を尊重しつつも新しい時代に即した施策を展開しています。最近ではAI姿勢診断アプリやSNSでの情報発信を開始し、多くの人にカイロプラクティックの重要性を伝えようと奮闘しています。これまで以上に、多角的なアプローチでカイロプラクティックを広めていく姿勢です。

Zenkenkaiの使命

Zenkenkai（全国健康生活普及会）は、カイロプラクティック技術の普及を推進する団体であり、47年間の歴史を持ち、日本国内で最大規模の団体です。約250の支部を有し、40,000名以上が同団体を通じ学んでいます。この中で、約12,000名のカイロプラクターが地域社会で貢献しており、その活動はますます重要性を増しています。

カイロプラクティックの重要性

カイロプラクティックは、背骨や骨盤の歪みを手技によって矯正する治療法であり、アメリカやEU諸国では国家資格として認知されています。日本では未だ法制化されていませんが、カイロプラクティックに関心を持つ人々は増加しており、実際の調査ではカイロプラクティックを受けた96.3％が効果を実感したと報告されています。