近大生が提案する新たな香り体験アプリ
近畿大学経営学部の学生たちが、プレゼント選びにおける新しいアプローチを提供するアプリ「プレゼントシート」を共同開発しました。このアプリは、香りのプレゼントを選ぶ際に、相手のイメージや嬉しい気持ちをキーワードで選択することで、よりパーソナルな香りの提案を行います。さらに、デジタルメッセージカードを添える仕組みにより、香りだけでなく贈り主の想いも伝わるのが新しい特色です。
香りの選択を簡単に
この「プレゼントシート」は、近畿大学経営学部布施ゼミの学生たちと、オーガニックミストブランド「Byaku」が共同開発したもので、令和7年(2025年)5月24日と25日に、京都のジェイアール京都伊勢丹で開催されるPOPUPイベントにて正式導入されます。
このアプリの素晴らしさは、単なる香りの提案に留まらず、選んだ香りに合わせたキーワードをデジタルメッセージとして贈ることができる点です。これにより、プレゼントを受け取る相手は、香りを通じて贈り主からの心温まるメッセージも同時に受け取ることができるのです。
学生たちの挑戦
近畿大学では毎年、課題解決型コンペティション「KINDAIビジコン」が開催されており、参加学生が企業の課題に対して新しいビジネスアイデアを提案します。令和7年のコンペでは、Byakuから「香りを使った新しい体験の提案」というテーマが提示されました。布施ゼミのチームはiPadを利用した「香りのカウンセリング体験」を提案し、見事に優勝。
その実現に向けて進める中で、「プレゼント用に香りを選ぶのは難しい」という新たなニーズを発見し、それに応える形で「プレゼントシート」が開発されました。これは、実際の店舗で香りを選ぶ際の顧客の不安を軽減し、心に響くギフト選びを助けます。
お客様との対話
POPUPイベントでは、布施ゼミの学生自身が店頭に立ち、来場者が「プレゼントシート」を使って香りを見つける手助けをします。顧客とのコミュニケーションを通じて、実際の使用感やアイデアをフィードバックし、さらなる改善へとつなげることが目的です。
このアプリは、香りという感覚をもとにした人とのつながりを深めることを目指しています。また、実施予定のPOPUPイベントでは、参加者全員が香り選びを体験できるチャンスがあり、多くの人にこの新しい試みを知ってもらえる良い機会となるでしょう。
会社情報と学生の思い
Byakuは、オーガニックミストを中心に「心地よい目覚めのための、起承転結な毎日」をミッションに掲げており、白檀の香りを通じて日常生活に彩りを加えることに取り組んでいます。経営学部の学生・井上璃乃さんは、「プレゼント用に香りを選ぶのが難しいという声を受け、アプリの開発に挑みました。ユーザーの視点を大事にしつつ、常に改善の余地があると感じています」と語ります。
もはや、プレゼント選びはただの物を選ぶ行為ではありません。心を込めて選び、相手とつながるための新しいスタイルを提供する「プレゼントシート」と、その誕生の背景には、多くの学生の情熱が込められています。あなたもぜひ、この新しい香りの選び方を体験してみてはいかがでしょうか。
【開催概要】
- - 日時: 令和7年(2025年)5月24日(土)・25日(日)10:00~20:00
- - 場所: ジェイアール京都伊勢丹3階キレイテラス/コスメ
- - 対象: 一般の方(事前申込不要)
- - お問合せ: ジェイアール京都伊勢丹3階キレイテラス/コスメ、TEL(075)342-0066(直通)