働きながら学べる新制度「給付金」導入が注目の理由

働きながら学べる新制度「教育訓練休暇給付金」

今、社会人の間で注目を集めている「教育訓練休暇給付金」という制度をご存知でしょうか。この新しい制度は、国が推進する「リスキリング」の一環として設けられ、働きながら学ぶ人に対して経済的な支援を行うことを目的としています。

教育訓練休暇給付金とは？

この制度は、雇用保険に加入している被保険者が、勤務先に在籍したまま30日以上の教育訓練休暇を取り、指定された講座で学んだ際に生活費相当の給付金を受け取れるという仕組みです。これにより、転職を考える人々や資格取得を目指す社会人たちにとって、「辞めずに学ぶ」という新しい選択肢が提供されることになります。

受給資格を満たすための条件

この制度を利用するためには、過去2年以内に14カ月以上の被保険者期間が必要です。さらに、通算5年以上の加入歴が求められます。特に、転職をした場合でも前職の加入歴が通算できるため、転職後1年以内の人も利用可能です。これにより、働きながら新たなスキルを身につけようとする人々の支援が拡大しています。

指定講座にはどんな資格が含まれる？

教育訓練休暇給付金の対象となる講座には、宅建（宅地建物取引士）、行政書士、簿記など、幅広い資格プログラムが含まれています。この多様性により、異なる職種やキャリアパスを持つ人々が自身のスキルアップに役立つ資格を取得することができるのです。

「辞めずに学ぶ」のメリット

この新制度の大きなメリットは、在職を続けながら学び、経済的な負担を軽減しつつ資格を取得できる点です。退職後に学ぶ完結型の学び方よりも、働きながら進めることで知識やスキルを即時に実践に活かすことができ、キャリア形成においても有利に働きます。

セミナー開催のお知らせ

この制度についての理解を深めるため、以下のセミナーを開催します。

- 日時：2025年10月13日（月）12:00〜13:00
- 主催：一般社団法人クレア人財育英協会
- 場所：千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町本社ビル6F

このセミナーでは、「教育訓練休暇給付金」に関する詳細や、受給資格、指定講座の内容などについて幅広く解説します。講師は特定社会保険労務士である小野純氏が担当。

小野純氏について

小野氏は、企業や教育機関で400回以上のハラスメント・労務研修を行ってきた実績を持ち、労働法について実践的な観点からの講義に定評があります。雇用クリーンプランナー資格の監修・講師も務めており、制度に対する豊富な知識をもっています。

クレア人財育英協会の誕生

一般社団法人クレア人財育英協会は、2023年に株式会社SAのグループ会社として設立された新しい団体です。雇用や労務、ハラスメント防止に関する資格や研修事業を展開し、働く人たちやその家族を支援する「雇用クリーン事業」に注力しています。全国で650名以上が「雇用クリーンプランナー」を取得し、様々な現場で活躍しています。公式サイトはこちらからご覧いただけます。クレア人財育英協会公式サイト

働きながら自己成長を志向する社会人にとって、教育訓練休暇給付金制度は非常に魅力的な道を提供しています。今や時代は「学び直し」を重要視する流れに変わりつつあり、この制度を通じて多くの人々がステップアップすることを期待しています。