信州大学発のスタートアップがグルテンフリー市場に新風を吹かす
長野県長野市に拠点を置くAKEBONO株式会社は、信州大学から生まれたスタートアップ企業で、業界に新たな風を吹き込むべく「グルテンフリー」のOEM受託製造サービスを本格的にスタートしました。代表取締役の井上格氏のもと、同社は地元の素材を活用し、誰もが安心して楽しめる「やさしい食」の提供を目指しています。
「やさしい食」の為の新たな挑戦
AKEBONOが提供する製品は、グルテンフリーのパンや焼き菓子、ベーグル、さらにはミックス粉など多岐にわたります。この企業は、人工添加物や白砂糖を使用せず、信州産のソルガム(タカキビ)などの国産素材にしっかりとこだわり、本物の「やさしい食」を追求しています。グルテンフリー市場は急速に成長しているものの、多くの消費者が求めるのはただの味わいではなく、健康や安心安全です。この理念に基づいた製品開発は、長年の技術に裏打ちされています。
共創型のOEM製造
同社のアプローチは単なる製造委託に留まりません。「共創型OEM」と称し、企業パートナーと協力しながら新たな価値を生み出すことを重視しています。製品開発はもちろん、素材選定や販売戦略の構築まで、パートナーと共に進めるプロセスを経て、情熱のこもった商品を生み出す仕組みが整えられています。これにより、消費者に響く商品が市場に誕生します。
環境にも配慮したものづくり
AKEBONOの強みは地域資源を活かした製品開発力にあると言えます。信州産ソルガムなどの国産素材に精通し、地域循環型のサステナブルで安心なものづくりを提案しています。これにより、環境への配慮を忘れず、持続可能な食文化の創出に寄与するのです。
多様なカテゴリーの製品
受託可能な製品カテゴリーは多様で、パン、ピザベース、焼きドーナツ、ベーグルなど、全て小麦粉を一切使用しない製品を提供しています。さらに、OEMサービスは小規模ブランドや新規参入企業にも柔軟に対応できる条件を整えています。この柔軟性が、各企業のニーズに応える鍵となります。
透明性の高い契約と製造体制
製造プロセスも非常に透明で、案件ごとにすべて契約または覚書を締結し、品質管理、知的財産権、秘密保持の観点からもしっかりとした体制を構築しています。製造は自社工房または信頼できる提携工場で行われ、徹底した品質管理が実施されます。
未来へ向けたコメント
井上社長は「OEM受託製造サービスは単なる製造受託ではなく、理念を共創するプロセスです。想いがあっても実現の手段がなかった方々の選択肢となれればと考えています」と語ります。グルテンフリーの可能性を広げる会社として、これからの市場において重要な役割を果たすと信じています。
AKEBONOの成長と未来
信州大学からのスタートアップとして、AKEBONOは多方面での認知を高めています。全国創業選手権での中小企業庁長官賞や信州ベンチャーサミットでのグランプリ受賞など、成果も評価されています。自社ブランドである「縁-enishi- sorghum&glutenfree」や「GLUTENFREE JAPAN」を通じて、安心・美味しさ・持続可能性を理念として掲げ、新たな食文化の発信に尽力しています。
日々進化するこの業界の中で、AKEBONO株式会社は今後どのような挑戦を続けていくのでしょうか。グルテンフリーの新しい未来を共に探求できるパートナーを求めています。
【会社情報】
- - 会社名: AKEBONO株式会社
- - 所在地: 長野県長野市若里2丁目1−23
- - 代表取締役: 井上格
- - 事業内容: グルテンフリー商品の製造・販売、EC事業、OEM事業など
- - OEM特設ページ: AKEBONO OEM
- - HP URL: AKEBONO