イザナギ打ち上げ
2019-12-11 10:01:36
日本初の小型SAR衛星「イザナギ」がインドで打ち上げ成功!福岡でイベント開催
日本初の小型SAR衛星「イザナギ」がインドで打ち上げ!
2019年12月11日、日本初の小型高精細SAR衛星「イザナギ」がインドで打ち上げられました。この打ち上げを祝うべく、福岡県庁ではパブリックビューイングが開催され、多くの人々がその模様を見守りました。
パブリックビューイングの詳細
イベントは福岡市の福岡県庁1階ロビーで行われ、18:20から19:30までの間、多くの参加者が集まりました。入場は18:00から可能で、打ち上げの様子を大型モニターで観覧できる仕組みです。特に、QPS研究所の創業者であり九州大学名誉教授の八坂哲雄氏、エンジニアの福田大氏が登壇し、プロジェクトの背景や技術について語りました。
さらに、人工衛星の模型やQPS研究所の展示パネルなどもあり、来場者は宇宙開発の最前線を体感できる貴重な機会となりました。また、当日は特別に県庁の正面玄関がオープンし、来場者の利便性が考慮されました。
イザナギ衛星の特長
「イザナギ」は、合成開口レーダー(SAR)を使用しており、天候や昼夜を気にせず観測ができる優れた性能を持っています。この衛星は、 SARを用いることで、雨や曇りの日でも観測を継続でき、実用性は計り知れません。また、QPS研究所の革新的な技術により、従来のSAR衛星に比べて軽量化が図られ、非常に低コストで製造されています。
特に注目すべきは、その高解像度で、分解能1mのデータ取得が実現しました。このことにより、気候データや市場経済データとの組み合わせが可能となり、多様な活用方法が期待されています。
イザナギの開発と意義
このプロジェクトを推進したQPS研究所は、2005年に創業され、宇宙技術の伝承と育成を目指しています。今回の打ち上げは、九州を拠点とする地場企業との連携を通じて、宇宙産業をさらに前進させるものとされています。特に、フィールド内での人材育成を行うことで、未来の宇宙産業を支える人材の育成にも力を注いでいます。
今後の展開
「イザナギ」は、打ち上げ後すぐに軌道に投入される予定で、地上との初交信も行われます。数ヶ月間のシステム調整を経て、初データを九州上空で取得し、その後の進展が期待されています。さらに、2020年には続く2号機「イザナミ」の打ち上げ計画もあり、最終的には36機のSAR衛星によるリアルタイム観測ネットワークの構築を目指しています。
代表取締役社長 大西俊輔のコメント
「イザナギ」は、地球のリアルタイム観測への大きな一歩になります。当日、私たちの打ち上げを見守っていただいた多くの方々に感謝申し上げます。このプロジェクトは私たちだけでなく、多くの人々の努力が結実したものです。今後の活躍にぜひご期待ください。」と語っています。
この素晴らしい技術革新と躍動感が溢れる宇宙プロジェクトは、今後も大きな影響をもたらすことでしょう。福岡の地から生まれたこのプロジェクトは、全国的にも注目され、宇宙産業の新たな時代の幕開けを感じさせます。
会社情報
- 会社名
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株式会社QPS研究所
- 住所
- 福岡県福岡市中央区天神1-15-35レンゴー福岡天神ビル6階
- 電話番号
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