名古屋に誕生する新たな就労支援施設
名古屋市中区に、障がい者が製菓技術を学びながら実際にスイーツを作ることができる就労支援事業所「ほまれの家名古屋栄」が、2023年6月1日(木)にオープンします。これは、持続可能な開発目標(SDGs)に積極的に取り組む株式会社フォープランが推進する新たな取り組みで、製菓業界における人材不足への解決策として注目されています。
製菓業界の人材不足へのアプローチ
最近、製菓業界では専門的な技術を持った人材が不足しており、多くの店舗が閉業を余儀なくされています。そこで、フィンガースイーツ専門店「DESSERT BOUQUET.」を監修する「カグノミ堂」の鳥井シェフは、製菓業界の人材不足を解消するために、未経験者でも取り組みやすい作業に分解し、誰でもスイーツ作りができる環境を整えました。そして、障がい者も製菓に貢献できる可能性があることを認識し、「ほまれの家名古屋栄」の設立に至りました。
障がい者の可能性を広げる新たなプログラム
「ほまれの家名古屋栄」では、障がいのある方々が製菓技術を学び、パティシエとしての資格を取得できる環境を提供します。また、実践的な製菓資格を取得するための支援も行い、社会で自立し活躍できるようサポートします。これは、日本初の試みであり、障がい者支援の新たな道を切り開くものとして期待されています。
スイーツでつながる心
「DESSERT BOUQUET.」では、厳選された素材を使い、独自のレシピによって美味しいフィンガースイーツを提供。障がい者が作るスイーツも、同様の品質を保ち、大切な心を込めて製造されます。これにより、お客様には特別な喜びをもたらすことでしょう。さらに、製菓技術だけでなく、チームワークやコミュニケーションスキルの習得も目指し、障がいのある方々が自信を持って社会で活躍できることを支援します。
オープンイベントの実施
「ほまれの家名古屋栄」のオープンに先駆け、2023年5月29日からオープンイベントが開催されます。このイベントでは、障がいのある方々が実際にスイーツ作りを体験できる機会を提供します。スイーツ製造の一部を体験し、製菓資格取得に興味がある方には、具体的な情報やアドバイスも行います。
- - 期間: 2023年5月29日〜6月2日、26日、28日、30日
- - 時間: 各日15:00〜16:00(変更あり)
- - 場所: ほまれの家名古屋栄(名古屋市中区錦3-22-1ナガタビル3F)
- - 対象者: 精神障害、知的障害、身体障害、難病の方
参加者は、作ったスイーツを持ち帰ることができます。詳細な内容は公式申し込みページで確認できます。
社会的意義の追求
「ほまれの家名古屋栄」は、製菓技術の育成だけでなく、障がい者の就労支援を通じて多様性が尊重される社会の実現へ貢献しています。私たちの使命は、障がいのある方が社会で自立し、輝ける道を提供することです。「DESSERT BOUQUET.」のスイーツが、人々を笑顔にする素晴らしい機会を作り出すことに貢献できることを願っています。
私たちは企業や地域とともに、障がいについての理解を促進し、障がい者支援の輪を広げていくための活動を進めてまいります。リーダーシップを持ち、多様性が尊重される未来へと邁進していきます。
私たちの取り組みに興味を持たれた方は、ぜひお知らせください。取材や質問等、お気軽にご連絡をお待ちしています。