中小企業向け貿易サービスが新たな展開
デジタル貿易プラットフォームを提供する株式会社STANDAGEが運営する「まるなげ貿易」サービスが、2024年8月29日時点で契約社数250社を突破しました。このサービスは、中小企業をターゲットにした貿易の支援を目的としており、今後のさらなる拡大を目指しています。
円安の影響で需要が増加
スタンデージは、ブロックチェーン技術やステーブルコインを利用した貿易決済システムを構築し、国内市場の中小企業が海外に進出するためのサポートを行っています。特に、近年の円安により、海外取引に対する需要が高まっており、サービスの契約者数は年々増加しています。
「まるなげ貿易」は、特に海外展開未経験の企業に向けた支援を強化し、設立から約2年でのべ250社がこのサービスを利用するに至りました。これまでの契約社数の推移を見ると、2023年8月には累計100社に達し、その後も急速に契約社数が増加しています。2024年2月には150社を超え、同年8月には250社を突破するという成長を遂げています。
オフラインとオンラインの両方で販路開拓
スタンデージが他社と異なる強みを持つのは、商社式のオフライン販路開拓と、多様なオンライン販路開拓を同時に行える点です。海外との取引が定期的に確立されるまでには時間がかかるため、細かいステップを踏むことが重要です。
そのため、越境ECやSNS、ライブコマースを活用して、小規模の海外売上を確保しながら、最終的には本格的な貿易取引の成立を目指すことが可能です。このアプローチは、数年後の利益の見通しが立てにくい中小・中堅企業から高い支持を受けています。
サービス名称の変更と新たな展開
「デジトラッド」という名称から「まるなげ貿易」へと変更された理由は、ユーザーにとってより直感的でわかりやすい名前にするためです。この変更により、サービスの特長やスタンデージが提供する様々な貿易DXシステムとの区別がつきやすくなります。スタンデージは今後も、国内企業の輸出支援を通じて日本の貿易市場を広げ、地域の活性化に寄与していく方針です。
会社情報と今後の見通し
スタンデージは2017年に設立され、安心・安全・安価に商品の取引を実現することを目指しています。アフリカを重点市場としており、複数の拠点を展開中です。今後は貿易決済だけでなく、販路開拓や国際物流までをカバーするシステムも開発し、中小企業の国際展開を後押しすることを計画しています。
このサービスの詳細については公式サイトをご覧ください:
まるなげ貿易公式サイト
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