令和の時代に昭和を再現した博物館。千葉県松戸市に位置する“昭和の杜博物館”は、昭和時代の貴重なアイテムを展示する複合ミュージアムです。ここには、かつてのレアな自動車をはじめ、多種多様な昭和の生活用品や文化が詰まっており、一歩足を踏み入れるだけで、その時代にタイムスリップしたかのような感覚になります。
「おぎやはぎの愛車遍歴」では、彼らがこの博物館を訪れ、特に注目すべきレアカーを探し求める様子が放送されました。番組の中で、矢作兼が「そんなクルマある?」と驚いたのは、世界に一台しか存在していない特別な自動車。実際にこの珍しい車が登場する瞬間に視聴者も息を飲むことでしょう。
博物館には、昭和に活躍した国産車はもちろん、海外から輸入された希少な車両も集められています。特に、1960年代に発表されたドイツのロータリーエンジン搭載車は、当時の技術の進化を象徴する存在です。おぎやはぎはその迫力に圧倒され、訪問の中で生まれる笑いや驚きの瞬間も見逃せません。
展示されている車両は、年代別やデザイン別に整理され、多くの車が100年の時を経て保存されています。矢作は「すごい古いのがあるね。きれいだし、保存状態が素晴らしい」と目を輝かせました。この博物館は創始者の息子が二代目館長として運営しており、親子代々引き継がれる車両にまつわるストーリーも見どころとなっています。
彼らの訪問の中で、特に強調されたのが、一見普通のように見えても、車の背後には多くのドラマがあるというエピソードです。一度は失われた英国車が、様々な運命を経てこの博物館にたどり着いた話は、車にロマンを感じさせる要素が満載でした。おぎやはぎも「クルマもレアだけど、その経緯に驚かされた」と語った通り、歴史や文化が織りなす物語の数々がここにはあります。
また、最高レベルの希少車には、イタリアのメーカーが製造したが故に、市場には出回らなかったまさに“幻の車”も存在していました。矢作が感じた「これが日本に存在しているのはおかしい」という不思議さは、視聴者にも新たな興味を引き起こすことでしょう。現代の自動車デザインでは考えられないユニークなギミックを持ったこの車に対し、矢作が「現代のカーデザイナーが見に来た方が良い」と興奮を隠せない様子も印象的です。
博物館内では単に車両展示だけでなく、昭和の文化や社会を感じさせる多彩なアイテムも展示されています。特に、少年雑誌のイラストやプラモデルの箱絵で知られる画家・小松崎茂の作品が多く並べられ、視覚的にも昭和時代を堪能できます。おぎやはぎの二人は、ある作品を見て驚きの声を上げ、まさに昭和の魅力を再発見する瞬間が繰り広げられます。
このように、「おぎやはぎの愛車遍歴」は車の魅力を掘り下げながら、視聴者に昭和の文化と歴史を楽しさ交えて伝えていく番組です。毎週土曜日の夜9時放送、ぜひお楽しみに!