令和の高校生のウソ事情
4月1日はエイプリルフール。この日には友達同士の冗談やSNSでのネタ投稿が盛り上がることで知られていますが、その起源は16世紀のフランスに遡ります。当時、新年の祝祭が1月に変わった際、4月に祝っていた人々がからかわれたことから、「ウソやいたずらを楽しむ文化」として広がりました。この背景を受けて、現役の高校生たちのウソの実態を『ワカモノリサーチ』が調査しました。
高校生の75.7%がウソを経験
調査結果によれば、全国の高校生の75.7%が「今年に入ってウソをついた」と回答しました。その一方で「ついていない」と答えた人の理由としては、信用を重視する姿勢が伺えます。彼らは「嘘はダメだから」「信用されないから」といった意見を示し、ウソをつくことのリスクを理解しています。また、ウソをつかない自分をアイデンティティとしている学生も多く、周囲から“正直キャラ”として認知されている様子もありました。
ウソをつく理由: 自分や他人を守るため
ウソをついたことがある高校生に「何回ウソをついたか?」と尋ねたところ、最も多い回答は「10回以上」で46.7%を占めていました。高校生たちの回答には、「自分を守るため」や「人を守るため」といった理由が見え隠れします。「怒られるのが怖いから」や「都合が良かったから」といった実用的な動機も含まれています。つまり、ウソを通じてその場をやり過ごそうとする姿勢が伺えました。
一部の高校生は「バイトのために部活を休むため」といった具体的な状況にならざるを得ず、ウソをつくことが習慣化しているようです。しかし、ウソの中には他人を気遣う優しさからつくものも多く見られました。「場の雰囲気を壊さないため」「人を悲しませないため」といった意図からウソを使う高校生もいる中で、「日常的にウソをついている自分」というキャラクターを引き立てるためにウソを重ねる学生もいました。
厳選されたウソと見られる少数派
「ウソをついた」という高校生の中にも、厳選されたウソを選ぶ傾向がありました。「人を傷つけないため」といった意見が多数寄せられ、生活上の必要から選んだウソも多いようです。一方で、「楽しい話のネタとしてウソをつく」高校生も多く、冗談の延長線上にウソを位置付けている様子もうかがえました。
無意識のウソが蔓延
調査結果を如実に反映しているのが、SNSの影響でしょう。「本当の自分」を出すことに恐怖心を抱く中、ウソをつく自分を用いることで周囲と接点を持つ高校生の姿が浮かび上がります。つまり、現代の高校生は「ウソ」を通じて人間関係を築いていると言えるかもしれません。
結論
高校生のウソがどのような背景や理由から生まれるのか、そしてその是非を問うことは容易ではありません。しかし、ウソがコミュニケーションの一部であり、時には必要不可欠な手段であることも理解すべきです。今後も『ワカモノリサーチ』はこのようなリアルな調査を続け、現代の若者たちの声を届けていきます。