10月31日、新潟市で特別な実習が行われました。これは、国際外語・観光・エアライン専門学校が韓国・仁荷工業専門大学の学生たちと共に行った通訳案内士実習です。参加したのは、日本人学生4名と韓国人学生10名。目的は、韓国語による案内実習であり、多文化交流を深めることも兼ねています。
実習の内容
日本人学生は今年7月に韓国語能力試験の最高峰である6級を取得しました。彼らは、この実習を通じて、自らの語学力を活かし、観光案内の技術を磨く機会として期待を寄せていました。
実習初日は、浴衣を着た日本人学生たちが、歴史ある旧齋藤邸別邸を訪れました。伝統的な日本の文化を体感しながら、韓国人学生にもその魅力を伝えました。続く2日目には、新潟名物のタレカツ丼を味わい、日本の学生生活を体験。更に、プリクラやクレーンゲームを楽しむなど、日本での楽しいひとときを過ごしました。
実習のフィナーレとして、弥彦神社を訪れました。色付いた紅葉に包まれた神社の厳かな雰囲気に、韓国の学生たちは感動した様子でした。彼らの中には、「日本の地方は初めて。東京とは違う、日本の二面性を知ることができた」といった声もありました。また、「新潟のお米や酒が美味しいと聞いていたので、お土産をたくさん買いたい」との意欲を示しました。
参加した日本人学生の一人は「韓国語を存分に使う機会があって楽しかった。韓国の学生たちが楽しむ姿を見られ、私も嬉しかった」と振り返ります。この経験を通じて、彼らの韓国語コミュニケーション能力は向上し、特に来年3月から韓国の大学へ留学する学生にとっては、大きな自信となったことでしょう。
国際外語・観光・エアライン専門学校の紹介
この専門学校は、1992年に新潟県内で唯一の語学観光専門学校として設立されました。現在は地域創世プラットフォームSDGsにいがたの会員として、地域貢献にも力を入れています。公式サイトには最新の情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
- - 所在地:新潟市中央区古町通7番町NSGスクエア5F
- - 学校長:栗林直子
- - 公式サイト
NSGグループの取り組み
また、NSGグループは教育事業を中心に、様々な分野で地域活性化に寄与する企業グループです。健康、福祉、商社など、多岐にわたる事業を展開し、「世界一豊かで幸せなまち」を目指しています。地域の魅力を引き出す取り組みが進む中で、今回のような国際交流の場は更なる発展の契機になると期待されます。
今回の実習を通じて、学生たちは言葉の壁を越え、文化を理解し合い、貴重な体験を得ました。このような交流活動は、今後もぜひ続けていってほしいものです。