2025年オリコン顧客満足度調査結果が発表
株式会社oricon MEが実施した2025年の建売住宅ビルダーに関する顧客満足度調査の結果が発表されました。この調査は、新築建売住宅に入居した消費者を対象に、ビルダーのサービスに対する満足度を測定するものです。結果は6つの地域に分けて発表され、さまざまな評価項目が設けられています。
全体の傾向と地域別評価
調査には、過去12年以内に新築建売住宅に入居し、購入物件の選定に関与した回答者が参加しました。利用者の声を反映したこの調査では、各項目の評価が細かく行われています。結果は、以下の地域別にランキングがまとめられています。
首都圏
首都圏ランキングでは、【ポラス】が7年連続で総合1位を獲得しました。特に「情報提供」「引渡し時の住宅確認」「デザイン」などの評価項目で高い満足度を得ています。埼玉県に本社を置く同社は、ここでも圧倒的な支持を受けており、地域特化型ビルダーの強さが際立ちました。
北関東
北関東では、【グランディハウス】が6年連続で1位です。全10項目中9項目で1位を獲得し、特に「立地」「情報提供」の評価が高い点が目立ちました。クチコミでは、デザインの多様性が評価されており、個性的な住宅が魅力の要因とされています。
東北
東北地域では、【タクトホーム】が3年連続の1位です。特に「保証内容」と「アフターサービス」での高評価が印象的で、定期点検や充実したメンテナンスが利用者の安心感につながっています。
東海
東海地域では、【エサキホーム】が3年連続で総合1位を獲得。特に「価格の納得感」と「アフターサービス」で評価が高く、利用者からの信頼も厚いことが伺えます。
近畿
近畿でのランキングでは【フジ住宅】が5年連続で1位に輝き、立地やサービスの良さが利用者から高い評価を受けています。特に、値段に見合った良質なサービスを提供している点がフォーカスされています。
九州
九州では、【大英産業】が4年連続で1位を獲得し、全評価項目で高評価を得ました。周辺の環境や利便性にも注目が集まり、多くの利用者から支持されています。
調査の詳細
調査は2024年9月から11月にかけて行われ、各地域の住民から集まったデータを元にしています。対象となる企業は、主に自社施工のビルダーが中心で、ハウスメーカーやデベロッパーは含まれていません。調査の結果は、公式サイトにて詳細が公表されています。
各ビルダーのクチコミも興味深いもので、個々の実績がどのように評価されているかを知ることができます。特に、施工の質やアフターサービスといった項目は、今後の住宅選びの重要な指標となるでしょう。
これから家を新築したいと考えている消費者にとっては、ランキングとビルダーの特徴を参考にすることで、満足のいく住宅選びに繋がるかもしれません。今後もこのような調査が続き、サービス向上につながることに期待が寄せられています。