日本で愛され続けている竹製品や自然素材を使用したバッグ。特に、竹虎が提供するバッグは、その素材の良さだけでなく、職人による温もりのある技術が魅力です。竹虎は、創業以来140年以上の歴史を持ち、明治27年(1894年)から竹材製品の製造に携わり、お客様から支持され続けてきました。
最近、竹虎では、山葡萄、クルミ、白あけびといった自然素材を使用した手提げ買い物籠の修理依頼が増加しています。特に、国産の山葡萄手提げ籠などは、長年にわたる使用による劣化が避けられませんが、竹虎の熟練した職人が心を込めて修理を行います。修理後は、元の状態に戻るだけでなく、更なる魅力を加えた形で長くお使いいただける製品に生まれ変わります。
例えば、積み重ねて使うことで底部分に大きな穴が開いた山葡萄の手提げ籠。その修理は単純ではなく、職人は最新の技術を用いて工夫しながら対応します。このプロセスを経て修理されたバッグは、まるで新品のような美しさを持ちながら、さらに長く大切に使える強度も兼ね備えています。
白あけびについても触れておきましょう。この特別な素材は、通常のあけび細工とは異なり、非常に希少な白あけびを使用しています。白あけびは、煮て薄皮を剥ぎ取った後、職人によって使用されるため、その取り扱い技術を持つ人は国内でも数えるほどしかいません。白あけびは、使うほどにその味わいが増し、気の遠くなるような年月、200年後には自然の色合いを取り戻すという特別な素材です。このようなアイテムの修理は、単なる修理以上の価値があります。
竹虎では、自然素材のバッグの再生へと取り組み、その過程を大きな誇りに思っています。修理が完了し、喜んで受け取るお客様の笑顔は、職人にとっての最高の報酬であり、新たなバッグがまた新しい物語を紡ぐ出発点でもあります。
今後も竹虎は、お客様の愛用しているバッグの魅力を引き出し、その再生をお手伝いすることを使命としていきます。大切にしているバッグの修理にお困りの方は、ぜひ竹虎にお問い合わせください。自然素材の美しさと職人技が融合したオーダーメイドの修理で、愛用のバッグの新たな一歩をお手伝いします。