防災の日に試験提供開始！新しい防災DXサービス「ポケットサイン防災」とは

全国の自治体」の防災力を支える「ポケットサイン防災」

2023年9月1日は防災の日。この日にポケットサイン株式会社が発表したのは、全国の自治体の防災対策を強化するための新しい取り組み、「ポケットサイン防災」です。このサービスは、災害時の避難所運営を効率化することを目的としており、特に人口5万人未満の自治体に向けて試験提供が行われています。具体的には、避難所3か所までを永年無料で利用できるプランが設けられています。

デジタル化の必要性

防災対策において、実際に災害が発生した際には自治体の職員も被災者となります。そんな状況下で住民の安否を確認し、避難所を運営することが求められます。しかし、物理的な名簿や手作業による受付は、時間と労力を要し、迅速な対応を妨げる要因となっていました。そこで登場したのが「ポケットサイン防災」です。

このサービスでは、避難者がマイナンバーカードを使用したり、二次元コードを読み取ったりすることで、受付業務をスムーズに行うことができます。手書きの名簿を作成する必要がないため、職員は時間をセーブし、他の業務に注力することが可能になります。

機能と利便性

「ポケットサイン防災」では、避難所の受付だけでなく、住民情報をリアルタイムで管理・共有できる機能も備えています。これにより、どの避難所にどの住民がいるかを把握しやすく、安否確認や重複避難がスムーズに行えます。さらに、平時からの防災訓練にドレインし、住民や職員の操作に慣れることで、いざという時の速やかな対応につながります。

宮城県との共同開発

このサービスは、東日本大震災の教訓を踏まえ、宮城県との共同開発で実現しました。そのため、信頼性と実用性に関しては全国の自治体からも高く評価されています。既に多くの自治体で導入が進んでおり、特に熊本県熊本市や東京都渋谷区などが活用しています。

申し込み方法

この「避難所運営DX応援プラン」の申し込みは、2025年10月31日まで受け付けています。自治体は、特設サイトの応募フォームから簡単に申し込むことができます。これにより、地域の防災力を高め、住民の安全を守ることが期待されています。

ポケットサインの使命

ポケットサインは、「あなたが今、ここにいる」という当たり前のことを守るために、社会インフラの一部としての役割を担おうとしています。新しい技術を導入し、災害時における安心・安全な避難所運営を実現するこの取り組みは、未来の災害から一人でも多くの命を守るための重要なステップです。

ポケットサイン株式会社は「信用の摩擦をゼロにする」をミッションに掲げており、自治体、企業、住民をつなぐ次世代のインフラを構築することを目指しています。