新設情報科学芸術学部が体験授業を開催
東京都文京区に位置する跡見学園女子大学が、2026年の設立を目指して新たに創設する「情報科学芸術学部」の体験授業をオープンキャンパスにて連続開催しています。この新学部では、AI(人工知能)やデータサイエンス、そしてメディアアートと呼ばれるコンピュータを活用した芸術表現に重点を置いており、若手研究者やアーティストを講師として迎え、最新のトピックスを用いて高校生に向けた学びを提供します。
体験授業の内容
オープンキャンパスでは、様々なテーマの授業が用意されています。例えば、6月22日には「歩く、探す、調べる~散歩からはじめるリサーチ」というテーマで、普段の風景の中から新たな「問い」を見つけ出す体験が行われます。この授業では、AIを駆使した情報の取得が当たり前となった現代において、どのようにして問いを立てていくのか探求します。
続いて同日には「プログラミングで音楽を作る」という授業も行われ、コンピュータを用いた音楽制作を体験することができます。これらの授業では、楽器や音楽制作についての知識を実践的に学びながら、創造性を刺激される機会が得られます。
7月13日には「サウンド・アートの概観」が開催され、電子音楽や音響芸術に関する歴史的作品を聴き、その意味や価値をともに考える時間となるでしょう。さらに、同月20日には「デザインとは何か? アートとは何か? テクノロジーとは何か?」をテーマにした授業があり、生成AIの台頭による視覚表現の未来について深く考えるきっかけを提供します。
また、「盛りの文化史~美人画からAIまで」の授業では、技術と共に進化してきた“盛り”文化を探求します。特に近年のスマホアプリやプリクラに見られる盛りの表現が、今後どのように変化していくのかに焦点を当てます。8月には「だれかの『見えない一日』を描いてみよう」というインタビューを通じた物語創作の授業や、脳科学を元にした「頭が良い人ってどういう人?」というテーマの授業も行われる予定です。
参加方法と詳細の確認
オープンキャンパスに関する詳細情報や、参加申し込みについては、跡見学園女子大学の公式ウェブサイトで随時公開されています。新設予定の情報科学芸術学部だけでなく、文学部や観光コミュニティ学部、マネジメント学部、心理学部に関する各種体験授業や相談会も実施するため、進路を考えている高校生には絶好の機会となっています。ぜひ、参加して未来のキャリアを見つけるヒントを見つけてください。
新しい学びの場である情報科学芸術学部の特色を体験し、未来の可能性を広げるチャンスを見逃さないでください!