医療のデジタルツイン構築を目指して
2025年8月1日、東京大学にて公開シンポジウム「医療のデジタルツイン構築を目指して」が開催されます。このシンポジウムは、医療機関やベンダー、システムを超えた医療データ基盤の構築に関する最新の情報が共有される重要なイベントです。
開催概要
- - 日時: 2025年8月1日(金) 13:30~15:15
- - 開催形式: オンサイト(対面)および ZOOM webinar
- - 参加申し込み: 参加申し込みはこちら
ご挨拶
本シンポジウムでは、東京大学大学院医学系研究科の河添悦昌特任准教授が研究責任者として挨拶を行います。彼は医療AIおよびデジタルツインの専門家であり、「医療機関・ベンダー・システムの垣根を超えた医療データ基盤構築による組織横断的な医療情報収集の実現」をテーマに取り組んでいます。
プログラム
シンポジウムの内容は、以下のような6つの口演から成ります。各講演は約15分で行われ、その後に全体質疑の時間が設けられます。
1.
SIP3-D1研究開発の概要と開発状況
講演者: 河添悦昌
- 研究の現在の進展についての情報が紹介されます。
2.
電子カルテと部門情報の統合
講演者: 中村直毅(東北大学病院メディカルITセンター・准教授)
- 医療現場における情報の統合方法についての解説がされます。
3.
FHIRによる医療データの標準化と統合化
講演者: 大江和彦(NeXEHRS・代表理事、順天堂大学大学院健康データサイエンス研究科特任教授)
- FHIRの利用によるデータの標準化の重要性が強調されます。
4.
標準テンプレート入力JASPEHR
講演者: 美代賢吾(国立健康危機管理研究機構・部長)
- 効率的な医療データ入力のためのシステムについて説明されます。
5.
がん診療情報の統合化と二次利用に向けて
講演者: 小口正彦(がん研究会有明病院・医療情報部長)
- がん診療における情報の統合とその後の利用についてディスカッションします。
6.
ベッドサイド情報の自動取得に向けて
講演者: 結城崇(最中屋CEO)、黒田知宏(京都大学医学部附属病院情報企画部・教授)
- テクノロジーを活かした自動データ取得の取り組みが紹介されます。
質疑応答と閉会
口演後には参加者からの質問を受け付ける時間が設けられ、閉会の挨拶と名刺交換が行われます。
お問い合わせ
何かご不明な点があれば、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
このシンポジウムは医療分野のデジタル技術に興味のある方々にとって、貴重な知識を得る良い機会です。是非ご参加をご検討ください!
開催場所
- - 会場: 伊藤国際学術研究センター B2F 伊藤謝恩ホール
(東京都文京区本郷7丁目3−1 東京大学本郷キャンパス内)
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アクセス:
アクセス詳細
医療のデジタル化は、今後ますます重要なテーマとなるでしょう。本シンポジウムを通じて、新たな知識やネットワーク作りが進むことを期待しています。