分娩監視装置の拡大
2024-09-03 17:04:20

テクダイヤ、メロディ社の分娩監視装置で医療機器量産体制を確立

テクダイヤ、メロディ社とのパートナーシップで量産体制を確立



テクダイヤ株式会社は、メロディ・インターナショナル株式会社が開発した分娩監視装置「iCTG」の生産体制を確立しました。この取り組みは、高品質で低価格の医療機器を実現し、世界的なシェアを拡大することを目指しています。

分娩監視装置「iCTG」の特長



「iCTG」は、胎児の心拍や妊婦の腹部の張りをモニタリングすることができる装置です。特に、医師の手が足りない地域や医療資源が限られる発展途上国において、母子の健康管理を遠隔で行うことができる点が注目されています。これにより、より安全で安心なお産を支援することが可能になります。

パートナーシップの形成と量産体制の確立



メロディ社とテクダイヤは、2023年11月にテクダイヤのフィリピン・セブ工場が医療機器の品質管理システム(QMS規格ISO13485)を取得したことにより、生産体制に新たな一歩を踏み出しました。2024年8月には、QMS適合認証も取得し、正式に「iCTG」の登録製造所となる予定です。この進展は、テクダイヤの半導体OEM技術を駆使し、高品質で高歩留まりの医療機器の製造を実現する礎となります。

女性が働きやすい環境づくり



テクダイヤは、妊婦社員が多く在籍するセブ工場内で、妊婦向けの健診を行うためのクリニックの設置を進めています。この取り組みは、メロディ社の企業理念「世界中のお母さんに安心・安全な出産を」を実現する一環であり、女性社員が安心して働ける環境づくりを目指しています。妊婦健診に「iCTG」を用いることで、女性たちが仕事を続ける中でも健康管理が行える体制を整えることが重要視されています。

会社概要



テクダイヤ株式会社は1976年に設立され、東京都港区に本社を構える工業用ダイヤモンド商社です。フィリピン・セブ島に生産工場を持ち、単層セラミックコンデンサやディスペンサーノズルなどの製品を世界各国に供給しています。最近では、3Dプリンター用精密ノズル「kaika」のEC販売にも取り組んでおり、業務の幅を広げています。

メロディ・インターナショナル株式会社は、香川県高松市に本社があり、母子の健康を守るための分娩監視装置「iCTG」を開発・販売しています。特に、日本国内での医療過疎地や発展途上国において、母子の健康状態を適切にモニタリングし、医療資源の不足を補う役割を果たしています。

今後もテクダイヤとメロディ社は、連携を強化し、質の高い医療機器の提供を通じて、全世界の妊産婦に安全で安心な医療を届けていくことを目指しています。


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会社情報

会社名
テクダイヤ株式会社
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